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F1第15戦日本GP予選、詳細レポート

2013年10月12日(土)15:53 pm

2013年F1第15戦日本GPが10月12日(土)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で2日目を迎え、14時から行われた予選でマーク・ウェバー(レッドブル)がポールポジションを獲得した。

【結果】F1日本GP 予選、Q1、Q2、Q3のタイム、周回数

セッション開始時の天候は晴れ。気温24℃。路面温度は36℃。午前中のフリー走行3回目でKERS(運動エネルギー回生システム)にトラブルが生じたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、マシンは修復されている。

メインストレートで追い風、風速は午前より強まっている。Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。14時にピットロードの出口オープン、Q1が始まった。

最初にアタックを行ったのはエステバン・グティエレス(ザウバー)。ハードタイヤで2周アタック、1分33秒547、次いで1分33秒380と上々の滑り出しだ。最初のアタックを終えたグティエレスのガレージで、マシン後方から火災発生。燃料が漏れたか。ドライバーは慌てて降車。火はすぐに消し止められた。

開始8分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分32秒371でトップへ。残り3分、ヘアピンを立ち上がるジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)のリアから火。赤旗でセッション中断だ。マシンを降りた本人は消化されたマシンをぼう然と見つめる。この時点でベルニュは1分33秒357で16番手。ただ続行は絶望的だ。

14時22分、セッション再開。残り時間は2分55秒。タイムアップのチャンスは一度しかない。Q2進出を確かなものにしようと、ほとんどのマシンがミディアムに履き替えた。マーク・ウェバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、アロンソ、ベッテル、ジェンソン・バトン(マクラーレン)の上位5台はピットにとどまった。ほかはすべてコースに出ている。

Q1チェッカー、最後のアタックで16番手に滑り込んだのは1分32秒875のパストール・マルドナード(ウィリアムズ)。

Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。
エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)
ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)
マックス・チルトン(マルシャ)
シャルル・ピック(ケータハム)
ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)
ジュール・ビアンキ(マルシャ)

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。ベッテル、ウェバー、アロンソ、グロージャン、ハミルトンの5人はここまでハードのみでアタックしている。Q2最初のフライングラップは、ディ・レスタ。Q1で早くもミディアムを2セット投入したため、以降は中古タイヤでのアタックとなる。タイムは1分33秒059だった。

これをハードのライコネンが1分32秒020で上回ってトップへ。同じくハードのグロージャンは1分32秒079で2番手。ハミルトン最初のアタックは、あらゆるコーナーでレコードラインぎりぎり。1分31秒852でトップ。すぐ後ろを走っていたアロンソが1分31秒828で、これを塗り替える。

セッション残り5分、ミディアムに履き替えたベッテルとウェバーが相次いでアタック開始。ベッテルの走りはまるで、マシンが磁石で路面にはり付いているかのよう。1分31秒290で当然のごとくトップへ。続くウェバー、1分31秒513で2番手。

Q2で予選を終えた11番手から16番手は以下の通り。
セルジオ・ペレス(マクラーレン)
ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)
バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
エステバン・グティエレス(ザウバー)
パストール・マルドナード(ウィリアムズ)
ダニエル・リカルド(トロロッソ)

トップ5はベッテル、ウェバー、グロージャン、ハミルトン、ライコネンだった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。最初にコースインしたのはベッテルだった。その後方、アロンソ、ウェバー、ハミルトン、グロージャン、バトンと続く。タイヤはいずれもQ2で使った中古のミディアムと思われる。これ以外のマッサ、ライコネン、ロズベルグ、ヒュルケンベルグは1回のアタックに賭け、ピットで待機だ。

ここでベッテルにチームから無線で「KERSが落ちた」との報告。タイムは1分31秒312。ウェバー1分30秒975。グロージャン、デグナー出口でイン側に飛び出してアタック失敗。

残り3分、ライコネンがQ3最初で最後の走りに出て行く。その背後からは、KERSが何とか復活したベッテル。ライコネン1分31秒684、ベッテル1分31秒089、ロズベルグ1分31秒397、ウェバー1分30秒915でトップタイム更新、グロージャン1分31秒365、ハミルトン1分31秒253、ヒュルケンベルグ1分31秒644。ウェバーの今季初ポールが決まった。

Q3順位は以下のとおり。
マーク・ウェバー(レッドブル)
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
ロマン・グロージャン(ロータス)
フェリペ・マッサ(フェラーリ)
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ )
キミ・ライコネン(ロータス)
ジェンソン・バトン(マクラーレン)

明日13日(日)の決勝は15時に始まる。

【写真】F1日本GP金曜日(全30枚)

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