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F1第15戦日本GPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年10月11日(金)16:39 pm

2013年F1第15戦日本GPが10月11日(金)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で開幕。14時からフリー走行2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1第15戦日本GPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

午前中に行われたセッションでは、ジュール・ビアンキ(マルシャ)とギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)がそれぞれデグナーでクラッシュ。ビアンキはマシンの損傷が激しく、フリー走行2回目参加がキャンセルされた。マルシャでは、車両を確認する時間がないとして、12日(土)のフリー走行3回目での復帰を目指し一からマシンを組み直しているところだ。

これ以外にもパストール・マルドナード(ウィリアムズ)がスプーンでコースオフ、左後輪を飛ばしている。フリー走行1回目でヘイキ・コバライネンにシートを譲ったシャルル・ピックは、このセッションから走行に加わる。

セッション開始時の天候は晴れ。気温29℃。路面温度は41℃。午前中同様、風が強い。東コースを中心に初日からスタンドはそこそこの入り。14時ちょうどにセッション開始。マシンの修復なったウィリアムズのマルドナードを先頭に各車コースイン。タイヤはいずれもショルダーがオレンジのハードだ。

開始9分、ベッテルが1分34秒746、次いで1分34秒387を記録して、まずは最速。裏ストレートを走るキミ・ライコネン(ロータス)の車載カメラで、マシンからチリチリ音がする。強烈なダウンフォースでフロアがかすかに路面を擦っているのだ。

開始12分、デグナー2個目でマルドナードがアウト側に飛び出し、フロントからタイヤバリアに激突、万事休した。鈴鹿では少しのミスが大事につながる。

開始18分、セルジオ・ペレス(マクラーレン)がスプーン入り口でアウト側に膨らみすぎ、コントロールを失って後方からタイヤバリアにヒット。完全なドライビングミスだ。

開始30分時点でトップはベッテル。2番手1分34秒690でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手1分34秒693でマーク・ウェバー(レッドブル)、4番手1分34秒726でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、5番手バトン、6番手1分35秒087でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、7番手1分35秒117でフェリペ・マッサ(フェラーリ)、8番手1分35秒437でダニエル・リカルド(トロロッソ)、9番手1分35秒663でライコネン、10番手1分35秒709でペレス。

開始33分、アロンソがデグナーで内側の縁石に乗りすぎてスピン、危うくクラッシュを免れた。開始36分、ベッテルが1分33秒852でトップタイムを大幅に更新。2番手には1分34秒020でウェバー。タイヤは双方ともミディアムに履き替えている。

開始42分、ミディアムでライコネンが1分34秒202を出して4番手。一方でチームメートのロマン・グロージャン(ロータス)はデグナー出口でややコースアウト。ベストタイムはミディアムで1分35秒816の14番手と、やや抑え気味。

セッション後半に入って、上位勢はミディアムでロングランを行う。ロズベルグだけはハードでロングラン中。毎周、正確に1分40秒台を刻んでいる。

残り35分、ライコネンがS字先のダンロップでオーバーステアを起こし、リアからコースアウト、グラベルにはまってストップした。マシンはフォークリフトにつり上げられて退避路へ。

残り25分、トップは相変わらず唯一の1分33秒台でベッテル。2番手ウェバー、3番手ロズベルグ、4番手ライコネン、5番手グロージャン、6番手ハミルトン、7番手リカルド、8番手マッサ、9番手バトンまでが1分34秒台、10番手はアロンソ。

残り23分、ロズベルグが無線でタイヤからの振動を報告。チームからは、ピットインしてタイヤを替えようとの指示が。ロス・ブラウン(チーム代表)によると、ロズベルグもハミルトンもタイヤにフラットスポットを作っているという。

さらに、ミディアムでロングラン中のバトンに向かってチームから1分40秒台の周回を目指せとの指令。メルセデスAMG並みのペースを求められている様子だ。

アロンソはハードタイヤでロングラン、1分40秒台前半を連発しているが、走りを見る限りハンドリングが厳しそうだ。

残り18分、シケインでポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)がスピン。タイムは1分35秒275で14番手につけている。

残り10分、チームからエステバン・グティエレス(ザウバー)に向けて、装着中のミディアムで攻めて、タイヤを終わらせろと指示が飛ぶ。タイムを見ると1分40秒台から42秒台と、周回によってペースがバラバラだ。対照的に、同じルーキーのボッタスは1分41秒台できっちりとラップを重ねている。

セッション終盤、チームからベッテルに「グッドジョブ」の連絡。終始安定した走行で、チェッカーまでトップタイムを維持。初日から上々の仕上がりを感じさせた。2番手ウェバー、3番手ロズベルグ。4番手ライコネンはプログラム半ばでコースアウト、予定より早くセッションを終えている。5番手グロージャン、6番手ハミルトン、7番手リカルド、8番手マッサ、9番手バトン、10番手アロンソの順だった。

明日12日(土)は、11時からフリー走行3回目、14時から予選が行われる。

【写真】木曜日は盛りだくさんのイベント=F1日本GP(全30枚)

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