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ライコネン「日本での一番の思い出はやっぱり2005年の鈴鹿」

2013年10月10日(木)0:31 am

ロータスのキミ・ライコネンが、鈴鹿サーキットで行われるF1第15戦日本GP(10月13日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:次は鈴鹿ですね。サーキットの印象を聞かせてください。
ライコネン:どこでレースをしても、いつもは僕にとってはあまり変わらないんだ。良い結果さえ出ればそれで楽しめるからね。でも、鈴鹿は毎シーズン楽しみにしているコースだ。もう何十年もの歴史があるきちんとしたサーキットだし、ドライバーにとって難関でもあり、だからこそ素晴らしいレースが生まれる場所となっているのも理解できるよ。高速のテクニカルなサーキットで、僕にとってレースそのものである追い抜きに向いている場所もある。

Q:鈴鹿は難関だと表現しましたが、そこを走りたくなってしまう理由は何でしょうか?
ライコネン:全部かな。ほんとうに。全開かそれにかなり近いくらいで攻めるコーナーがあるかと思えば、ベストな速度を保つためにはブレーキとスロットルの絶妙なバランスを求められるコーナーもある。そこで攻め過ぎたらすぐに罰を受けるんだ。僕が去年の予選の最後のセッションでベストラップを走っていた時にやってしまったみたいにね。今回はすべてが正しい方向に進んでトップ争いができるといいね。鈴鹿のようなサーキットでは、それが一番楽しめるんだから。

Q:ドライバーとして、特別なサーキットということでしょうか。
ライコネン:F1サーキットとして、独特の性質をもっているし、スパとモナコと並んで世界のトップ3に入るよ。こういうところで勝つのが一番好きなんだ。鈴鹿は到着するまでの長旅が大変だから行くこと自体は楽しめないんだけど、F1のクルマに乗って鈴鹿を走るといつも最高の気分になる。富士(スピードウェイ)でもいいレースをした思い出があるね。2007年の雨のレースだ。ずっと後ろの方からスタートして、表彰台に立つことができた。でも、日本での一番の思い出はやっぱり2005年の鈴鹿だよ。 多くの勝利を重ねていると特に、自分のベストレースを決めるのは難しいものだけど、鈴鹿のような場所でグリッドの後方(17番グリッド)から勝利をもぎ取ったことは、本当に、とてもよく覚えているんだ。

Q: 国としての日本はどうですか?
ライコネン:特に東京が気に入っているよ。来るたびにいつも楽しい時間を過ごしている。楽しい街で、行くところもたくさんあるし、寿司がとにかく美味しいんだ。

Q:日本のファンはあなたにとってどういう意味をもっていますか?
ライコネン:初めて日本に来たのは2001年で、そのころ僕はザウバーで走っていた。当時からずっと、熱狂的ともいえる日本のファンの一途さを楽しんでいるよ。順位にかかわらず、ほんとうに一生懸命、応援してくれるんだ。ファンのみんなにとっても、あの鈴鹿での勝利は最高の思い出になっているんじゃないかな。2シーズンぶりにF1に復帰した去年でさえ、日本のファンは世界中で応援に来てくれていた。うれしかったよ、もちろん! (F1で)レースをしていてもラリーを走っていても日本のファンはいつも僕を応援してくれていて、そのサポートに心から感謝しているんだ。

Q:韓国GPではまた良い結果を出しましたね。(チームメートの)グロージャン(ロマン・グロージャン)とも接戦になりました。
ライコネン:多分かなりの接戦だったと思うんだけど、お互い無事に切り抜けたね。実は、(セーフティカー明けの)リスタートの時に彼が周回の最後のところでちょっとミスをしたおかげで僕は2位になれたんだ。ターン3で黄旗が振られていたのは知っていたから、ターン1で抜けば、彼は僕を抜き返せないってわかっていた。(追い抜きは)ものすごく大変だったわけじゃないけれど、彼も(順位を)守ろうと必死だった。なんとか抜くことができたよ。

Q:韓国GPで予選がうまくいっていたら、どんな結果になっていたでしょうか?
ライコネン:韓国での予選はひどかった。でも、上位グリッドだったらどうなっていたかを言うのは難しいんだよ。最後は僕達よりもセバスチャン(ベッテル/レッドブル)の方が速かったからね。それに、タイヤもセバスチャンの方が少し、ものすごくじゃないけれど、間違いなく新しかった。だから、どちらにしても彼に追いつくのは難しかったと思うよ。これまでに比べて韓国ではレッドブルに追いすがることができたけど、(追い抜くほどには)近づけなかった。

Q:シーズン終了までにまた勝利することができそうでしょうか?
ライコネン:土曜日の走りを改善できればチャンスはあるね。だからとにかく全力で取り組んでみて、その上で何ができるかにかかっているよ。

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