昨年までザウバーで戦っていた小林可夢偉は、今季F1のシートを獲得することができなかった。可夢偉が選択したことは、今季WEC(世界耐久選手権)への参戦だ。フェラーリのクルマを操り、この8か月間「自分の引き出しを増やすこと」を行ったという。常に学び、F1に復帰したときは、「強いドライバー」になっている自信があると可夢偉は語った。
来年のことについて質問された可夢偉は、「順調ですけれど、詳しいことは言いません」と、答えるにとどめたが、交渉はしていることだけは明かしていた。
一方で2014年にF1へ戻ることができなかったら、今後F1復帰は厳しい状況になることも分かっているという。遅いチームで復帰するよりは、ひとつでも上位チームでの復帰を望む可夢偉、「(発表まで)もうちょっと待ちましょう。焦らずに」と語っていた。