ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、自身のF1キャリアが暗礁に乗り上げ始めていることを認めた。
2011年にフォース・インディアからF1デビューを果たして以来、ディ・レスタは常にトップチームへの移籍を目指してきた。
しかし、先日のF1韓国GP決勝(6日実施)では単独クラッシュを起こし、4戦連続でクラッシュによるリタイアに。ピレリが今シーズン半ばにタイヤの構造を変更して以来、適応に苦しんでいるとは言え、今ではF1残留そのものが難しい局面を迎えていると言っても過言ではない状況へ追い込まれてしまった。
ディ・レスタは韓国で報道陣に対し、「すっかりお手上げさ。ミスをしたのはこの僕。チームに謝るよ」と話していた。
それだけではない。2014年からは、より重量のあるエンジンへ移行するため、クルマをできる限り軽量化したい各チームにとって、ディ・レスタのような長身ドライバーはあまり魅力ではなくなってしまう。
「僕のようなドライバーにとっては、不安材料だね」とディ・レスタは述べた。
来季もフォース・インディアに残留する可能性について聞かれると、いまは状況を見定めている段階であることをディ・レスタは認めている。
フォース・インディアのチーム・ディレクターを務めるボブ・ファーンリーは、『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、「ドライバー問題は、私の担当ではない」と述べた。
「これは(チーム代表の)ビジェイ・マリヤと株主次第だ。F1インドGP(27日決勝)の後、2014年のドライバーについてゆっくり話し合うつもりだ」