インディカー・シリーズ第18戦ヒューストン(レース2)がテキサス州ヒューストン市街地特設コースで行われ、ウィル・パワー(ペンスキー)が優勝、今季2勝目を飾った。
決勝当日の午前に予定されていた予選だったが、雨が降ったため中止となった。エントラントポイント(ドライバーではなくカーナンバーごとに付与されたポイント)順によって、グリッドが決まった。
ポールポジションはランキングトップのエリオ・カストロネベス(ペンスキー)。佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は15番手スタートだったが、グリッドの場所を間違えてしまい、15番グリッドに向かったら、今度はエンジンが止まってしまった。結局、琢磨は最後尾スタートとなった。
フルコースコーションも多く発生したレースで、琢磨は順調に順位をあげて、7番手まで浮上。最後は、琢磨のリアが滑ったところに、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)が走ってきて、フランキッティは宙を舞った。さらに、もう1台がからみ、マシンから外れたタイヤがフェンスよりも高く跳ねあがるほどの激しいクラッシュとなった。
フランキッティは、背中などに痛みを訴えているため、病院で検査する。琢磨は、自分でクルマを降りており、大丈夫のようだ。
チャンピオン争いでは、このレースで2位に入ったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がランキングトップに躍り出た。
いよいよ、チャンピオンが決定する最終戦。第19戦フォンタナは、現地10月19日(土)に、カリフォルニア州にあるフォンタナ・オートクラブ・スピードウェイで開催される。