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F1韓国GPでまたしてもピレリのタイヤが問題化

2013年10月07日(月)13:08 pm

5日(土)のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に続き、マーク・ウェバー(レッドブル)もF1公式サプライヤーのピレリに向けての批判を展開した。

アロンソは5日、ピレリの2013年用タイヤは「品質」的に「限界」と発言、同社モータースポーツ部門責任者のポール・ヘンベリーの逆りんに触れた。

「間もなく4年連続でF1王者になるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)も同じタイヤを使っている。彼のところへ行ってベストなタイヤの使い方をきいてくるといい」と、ヘンベリーは述べたのだ。

その後、6日(日)になってヘンベリーはアロンソの元へ出向き、ちょっといい過ぎたとわびたというが、韓国GP決勝終了後、またしても攻撃の的となった。

今度の相手はウェバーだ。ウェバーは派手な火災を起こしてリタイアしたが、レース中、手前を走っていたセルジオ・ペレス(マクラーレン)の前輪が、ウェバーの言葉を借りると「破裂」、その破片によってウェバーのタイヤもパンクしたのだ。

怒り心頭のウェバーは、あまりにもドライバーの安全をおろそかにしているとピレリを非難した。

「ピレリのタイヤ片で僕のピレリもパンクしたよ」と、ウェバーはがっかりだ。

タイヤが急に性能低下を起こす構造にしてレースを面白くするというのがF1参入の際、ピレリの触れ込みだった。この日はルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も、タイヤが「終わって」戦えなくなったとチームに無線で不満を訴えていた。

「ほんと、おかしな話だよ」と、レース後に話すハミルトン。「僕とフェルナンドがレース終盤に5位6位を争うなんてさ。そんな位置でレースする二人じゃないのに」

ウェバーは『BBC』に、こう話す。「(ピレリにとって)ドライバーは大して重要じゃないんだ。今日みたいなレースを望んだのは、どこかほかの第三者だよ」

こうしたウェバーのトラブルを尻目に、ベッテルはこの日、らくらく4連勝を果たして早くも4年連続F1ドライバーズ選手権に最初の「王手」をかけた。

もし今週末、鈴鹿の日本GPでアロンソが8位に手が届かず、ベッテルがシーズン5連勝をマークしたら、今季あと4戦を残してドライバーズタイトルを決める。

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