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F1第14戦韓国GPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年10月04日(金)12:02 pm

2013年F1第14戦韓国GPが10月4日(金)、韓国インターナショナル・サーキット(1周/5.615km)で開幕。現地時間10時(時差なし)からフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がトップになった。

【結果】F1第14戦韓国GPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

韓国インターナショナルサーキットは反時計回りの中高速サーキット。第2と第3コーナー間の直線、それにメインストレートの2ヶ所がDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)区間だ。

F1公式タイヤサプライヤーのピレリでは、プライムにミディアム、オプションはスーパーソフトのドライタイヤ2種類を用意している。天気予報は今日と5日(土)がおおむね晴れ。決勝日の6日(日)は台風23号の影響で雨、荒れ模様が心配される。

ロータスでは、腰痛を抱えるキミ・ライコネンが、体調不良に陥った場合を想定してGP2出身のテストドライバー、ダビデ・バルセッキ(イタリア)をスタンバイさせている。なお、同チームは今グランプリからロングホイールベース仕様のマシンを本格導入する運びだ。

セッション開始時の天候は晴れ。気温21℃。路面温度は30℃。10時、各車がインストレーション・ラップに出て行く。装着タイヤはミディアム。コースを取り囲むスタンドは、どこもほとんど無人だ。

このセッションで気をつけならないのはコースコンディション。路面の汚れはもちろん、各所に点在するバンプに注意が必要だ。特にピット出口から本コースに向けて延びるレーンにある大きなコブ。マシンが通過する際、跳ねる様子がはっきり目視できる。

開始23分、マルシャのテストドライバーでこのセッションに参加のロドルフォ・ゴンザレスが第14コーナーでスピン、外側のコンクリート壁にフロント部分を当ててウイングを失ってしまった。

開始35分を過ぎて、ようやくタイムが出始める。一番時計はセルジオ・ペレス(マクラーレン)で1分42秒922、次いで1分41秒960に伸ばす。

セッション残り41分、ピットからフェリペ・マッサ(フェラーリ)に向けて無線連絡が入った。左前輪がスローパンクチャーを起こしているというのだ。この時点で順位は18番手。本格走行はこれからのタイミングでタイヤによる離脱は痛い。マッサは、しばらくピットで待機だ。

残り38分、マッサの僚友フェルナンド・アロンソが1分41秒437を出してトップへ。これとほぼ同時に、ハミルトンが第10コーナーでハーフスピン。タイムは1分41秒982で4番手だ。

その後、ロマン・グロージャン(ロータス)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が続々と好タイムを計測。

残り33分の時点でトップはロズベルグで1分40秒117。2番手ウェバー、1分40秒346。3番手ベッテル、1分40秒813。4番手ライコネン、1分30秒815。5番手グロージャン、1分40秒819。6番手アロンソ、1分40秒894。

残り29分、ハミルトンが1分40秒台を破る1分39秒630を出してトップへ。

残り15分、コースコンディション良化を見てとったマッサがようやくコースに復帰。タイヤは相変わらず1セット目のままだという。左前輪に異常は認められなかった模様だ。タイムは1分41秒629、次いで1分41秒174を刻んで10番手へ。

残り10分の時点でもっとも周回数を稼いでいるのは、1分41秒482で13番手のパストール・マルドナード(ウィリアムズ)、18周を回っている。

セッション終盤になると、各車ともロングランのモードへ。そんな中、レッドブル勢が中古タイヤで最後に攻める、残り30秒でベッテルが1分39秒667を出し2番手浮上。余力を十分に残している様子がありありだ。

残り11秒、最終コーナー付近でライコネンがオーバーステアからスピンアウト。左フロントのサスペンション破損、ウイングも飛ばしてしまった。

日本時間11時30分にチェッカーが振られ、セッション終了。

セッションのトップはハミルトン。以下、2番手ベッテル、3番手ウェバー、4番手ロズベルグ、5番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、6番手アロンソ、7番手グロージャン、8番手ライコネン、9番手ペレス、10番手マッサの順だった。ライコネン車の状態が心配だ。

フリー走行は14時に始まる。

【写真】F1韓国GP金曜日(全30枚)

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