19歳のロシア人でレッドブルの育成ドライバーであるダニール・クビアトが、2014年にトロロッソからF1にデビューすることはなさそうだ。
レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、来年レッドブルに移籍が決まっているダニエル・リカルドの後任として、ポルトガル人のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタのF1ステップアップをまもなく発表するのではないかと見られている。
先月、チーム代表のフランツ・トストは次のように話していた。「我々(レッドブル)には、非凡な才能を持つ若いドライバーが何人かいる」
「そのひとりがカルロス・サインツJr.だが、クビアトもいる。それにフェリックス・ダ・コスタもだ」
トストは、クビアトの19歳という年齢がマイナス要因になるかもしれないことを認めていた。
2013年以降の次のステップは何かと聞かれたクビアトは、『Italiaracing(イタリアレーシング)』誌に次のように語った。「GP3に残らないことは間違いないよ。だから、今後についてどうするかを決めているところだ」
「レッドブルの(育成)ドライバーが取る当然の道は、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズみたいだね。F1へ進むために、ほかのドライバーはそこを通っていった」
「でも、僕が決めることじゃない。レッドブルの決定を待っているところだ。何が決まってもやれる準備はできていると思う」
クビアトは、今年7月にシルバーストンで行われた若手テストでトロロッソから出走し、「忘れられない」経験だったと語っている。
「でも今は、(GP3の)選手権に集中しているよ。できるだけ早くF1にたどり着けるようにね」とクビアトは話した。