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ウェバー、F1にレースの質の向上を呼びかけ

2013年10月03日(木)10:37 am

間もなく10年に及ぶF1キャリアに幕を下ろすマーク・ウェバー(レッドブル)が、モータースポーツの最高峰にふさわしいレースの質の向上を訴えている。

F1シートを金で買うペイドライバーの台頭で、才能あるドライバーたちが締め出されつつある現状に業を煮やすウェバー。さらには今週末のF1第14戦韓国GPのような、金につられて増やされた不人気レースにも批判の矛先を向ける。

ペイドライバーありきのF1は「間違っている」と、ウェバーは次のようにイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に話す。「優秀な若手ドライバーが登用されにくい今のシステムを変えるべきだ」

ドライバーだけでなく、韓国GPのようなレースも問題だという。

「大切なのは質の維持だ。レースイベントにおいても同様だよ」と語るウェバー。韓国南部の町、木浦にF1がやってくるのは今年で4回目、そしておそらく最後の開催だ。F1にふさわしくない、異様な周辺環境がウェバーの主張を如実に物語る。報道関係者やメカニックたちは毎年、カップル向けの宿泊施設利用を強いられるのだ。

「韓国なんか、人っ子ひとりいないじゃないか」と、ウェバーは語りこう続けた。「ドライバー、チームはもちろん、レースにも質を求めるべきさ。そしてそれをキープしなきゃならない」

全22戦とスシ詰めの2014年F1カレンダーで、韓国GPは暫定スケジュールしか与えられていない。主催者のパク・ウォンファは、より良い契約条件を求めてF1最高権威のバーニー・エクレストンに交渉を試みているという。

果たしてレースは来年も開かれるのか。パクは次のように打ち明ける。「50%といっておこう。しかし、我々の姿勢としては、レースの完全死守だ」

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