かつてルノーやケータハムに在籍したビタリー・ペトロフが、強力なペイドライバーとしてF1への電撃復帰を目指していることが明らかになった。
先週、ペトロフの元マネジャーであるオクサナ・コサチェンコは、ペトロフが2014年シーズンのチームへもたらすためのスポンサー資金として、見事2,500万ユーロ(約33億1,170万円)の工面に成功したと主張した。
ペトロフ自身もコサチェンコの発言を否定しておらず、ロシアの『Championat』に対して次のように語っている。
「オクサナは常にみんなのことを誰よりもよく知っていると思う。すべてのプロジェクトにおいてもそうさ」とペトロフは皮肉を込めて言った。
さらに、「何もコメントすることはないよ。何て言えばいいのか分からない」と付け加えた。
しかし、F1から1年間離れていたペトロフは、2014年のシートを確保するために、現在良い立場にあるかもしれないとほのめかした。
「複数のチームが金銭面に不安を抱えるのは周知の事実だ」とペトロフは語り、次のように続けた。
「だから、その分野で協力できるドライバーにはチャンスはある」
ザウバーは、ロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンを来季のドライバーに迎える準備をすでに進めているが、ロシアのスーパーカーメーカーがオーナーのマルシャがペトロフを起用するかもしれないとのうわさがささやかれている。
「いまのところ、コメントすべき新しいことは何もない」
「でも、たとえドライバーの決定に少し時間をかけるチームがあったとしても、それは僕にとって不利ではない」とペトロフは締めくくった。