スバル、操舵制御を追加した次世代「アイサイト」を発表

2013年10月02日(水)16:36 pm

スバルは、先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」のステレオカメラシステムを全面刷新して認識性能などを大幅に向上すると共に、操舵(そうだ)制御機能を追加することで、安全性能向上とさらなる運転負荷軽減を実現する次世代「アイサイト」を開発した。

次世代アイサイトは、ステレオカメラの視野角、視認距離をいずれも約40%拡大し、カラー画像化と併せ、視認範囲拡大、物体認識精度向上、ブレーキランプ点灯や赤信号の認識を可能とした。これによりアイサイトの衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減などの各種性能を大きく進化させている。

主な新機能である「レーンキープアシスト」では、走行車線両側の白線を認識し操舵(そうだ)制御を行うことで車線中央の走行を維持する「車線中央維持」機能と、白線からはみ出しそうになるとハンドルに逸脱を抑制する力を加える「車線逸脱抑制」機能が搭載され、安全性向上とさらなる運転負荷軽減を実現。さらに、先行車のブレーキランプの点灯認識を実現したことで、クルーズコントロール使用時の減速タイミングを従来よりもさらに早め、衝突回避および衝突被害軽減を図ることが可能となる。

今回公表された次世代「アイサイト」は、2014年に国内で発売予定の新型車から搭載が開始され、順次車種展開が行われる予定。

<次世代「アイサイト」の主な機能>
【レーンキープアシスト】(新機能)
・「全車速追従機能付クルーズコントロール」を作動中に、走行車線両側の白線を認識しており、時速約65km以上で走行している場合、車線内中央を維持するようステアリングの自動操舵(そうだ)を行う車線中央維持機能を装備。

・自動車専用道路などを時速約65km以上で走行している場合、車線からはみ出しそうになると、従来の車線逸脱警報(表示+警報音)に加え、ステアリングにトルクを加えることで車線内側方向に操舵(そうだ)する制御を行い、車線の逸脱を抑制する車線逸脱抑制機能を装備。

【全車速追従機能付クルーズコントロール】(ブレーキランプ認識制御/新機能)
・ステレオカメラの向上により、先行車への加速・減速応答性を高め、先行車の車両割り込み時や、コーナーでの追従性を高性能化。

・ステレオカメラのカラー画像化により、先行車のブレーキランプの点灯状態を検出し、全車速追従機能付きクルーズコントロールと連動させることで、これまでよりも早めの減速が可能。

【AT誤後進抑制制御】(新機能)
・後退時のアクセルの急な踏み込み、または高い後退速度を検出した場合、警報(表示+警報音)と同時にエンジン出力を制限し、急な後退走行を抑制。

【危険回避アシスト】(新機能)
・先行車等、前方障害物との衝突可能性が高いと判断した場合、VDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)の車両統合制御技術により、ドライバーの衝突回避操舵(そうだ)をアシスト。

【プリクラッシュブレーキ】
・自動ブレーキによる自車と対象物との衝突回避もしくは被害軽減が可能となる相対速度を、時速約50kmへ向上。
・認識範囲を拡大することで、より早い段階からの横断者認識および制御を可能とし、歩行者保護性能が向上。

※新機能名称は仮称

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