セルゲイ・シロトキンは、ザウバーでのF1デビューに向けて着々と動いている。
18歳のシロトキンは、2014年のF1ロシアGP開催地であるソチ・インターナショナル市街地サーキットで、27日(金)にザウバーの2013年型車を初めて走らせた。
完成した700メートルのアスファルトを走っただけだったが、「これがF1で初めての数メートルだ。当然、すごく特別なものだよ」とシロトキンは話している。
しかし、スペインの『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』などいくつかのメディアは、シロトキンがイタリアのバイラノ・サーキットで2日間にわたって走行していたと伝えている。
さらにシロトキンは、ロシアの『f1news.ru』に対し、次はフェラーリのステアリングを本拠地のフィオラノ・サーキットで握ると明かした。
この走行によって、シロトキンにF1のスーパーライセンスが発給されるかが決まるようだ。
「とは言っても、形式的なものに過ぎないんだ」とシロトキン。「2日間で300キロ走行してレースペースを見せる」
「すごく真剣に考えているけれど、心配はしていないよ。自分にはできると信じている」
走らせるのはフェラーリなのかと確認されると、シロトキンは「そうだ。最初のテストはフィオラノになるだろう」と認めた。
ソチでの走行が行われた27日(金)は、フランスのポール・リカールでフォーミュラ・ルノー3.5の予選が行われていたが、シロトキンはロシアでのイベントを選んだ。
「ソチのほうが優先順位が高いと判断したんだ」とシロトキンは説明している。これによってシロトキンは第1レースには出走できなかったが、29日(日)の第2レースには出走した。