F1のパドックでは、フェラーリが決めた2014年のドライバー・ラインアップについて、多くの者が「水と油」ほど違うドライバーの組み合わせにトラブルを予感している。
それでも、フェラーリとしては懸念材料ととらえていないと、チーム代表のステファノ・ドメニカリは次のようにいい切る。
「まずはいいマシンを作ることが先決だ」
「速いクルマがあれば問題は起こらないだろう。だが、もし遅かったら、もはやドライバーどころの話ではない」
「ふたりとも条件が同じなのは間違いない。どちらが前を走るかは、彼らのパフォーマンス次第だよ」
1980年代末、マクラーレンで故アイルトン・セナと覇権を争ったアラン・プロストさえ、アロンソとライコネンのコンビは有望と考えている。
プロストはフランス『RMC Sport(RMCスポール)』に、次のように話す。「マクラーレンにセナがやってきたころは、とても良好な関係を保っていたんだ。コース上を除いてはね」
「アロンソとライコネンも同じだよ。あとはチームがどう管理するかだ。フェラーリほどのチームだったら、うまくやれると思う」と話すプロストだった。