ロータスのキミ・ライコネンが、韓国インターナショナル・サーキットで行われるF1第14戦韓国GP(10月6日決勝)に向けて意気込みを語った。
Q:背中の調子はどうですか?
ライコネン:シンガポールでの土曜日のときよりは良くなったよ。あのときはかなりひどかった。大事なことは、僕はレースをすることができたし、チームもとてもいい仕事をして表彰台にあがることができたことだ。こうなったのは初めてじゃないんだ。かなり昔から背中には問題を抱えているんだよ。韓国でも金曜日にサーキットを走ってみて、どんな様子かを確かめるしかないね。
Q:韓国には何を期待していますか?
ライコネン:シンガポールの日曜日のようにいい調子を維持できることを望みたいね。レース中ずっとクルマの感触は良かったし、レースをしていて楽しかったよ。この前向きな感触を維持し続けて、今後のレースでもいい結果を残せるように集中していくよ。
Q:韓国インターナショナル・サーキットについてはどう思いますか?
ライコネン:あそこへ行ったのは昨年が初めてだったんだけど、早く覚えるにはなかなか難しいサーキットだね。でも、数周後にはいい感じがつかめていたよ。クルマさえよければ、うまくやれるよ。昨年、いいクルマでレースをするにはいいところだと分かった。
Q:ノーポイントで終わった2レースの後、再びシンガポールで表彰台にあがることができたことはかなり満足でしたか?
ライコネン:いつだって最高の結果を出して、取れるだけのポイントを取りたいと思っているものさ。だから、もちろんシンガポールはスパやモンツァよりは良かった。スピードもかなりあったし、何台かを追い抜くこともできた。最後のほうではジェンソン(バトン/マクラーレン)を追い続けていて、彼のタイヤがもうダメになってきているのが分かったからプレッシャーをかけていったんだ。
ライコネン:彼を追い抜かなければならないことは分かっていた。ほかの何人かのドライバーたちが新しいタイヤに履き換えてすぐに僕たちに追いついてくるのは明らかだったからね。僕はなんとかジェンソンを追い抜き、差を広げることができた。そして、幸運なことに誰も最後まで僕に追いつくことはできなかった。だから、背中に痛みを抱え、理想的なセットアップができていなかったにしては、そう悪くない週末にできたよ。そういう状況やスタート順位を考えれば、3位でゴールできたのは、これ以上は望めない結果だったと思うよ。
Q:ターン14の外側から回り込んでジェンソンを追い抜いたのは見事でしたね。
ライコネン:多分、見た目よりももっと難しかったと思うよ。当然、レーシングライン上でブレーキをかけるほうがより大きなグリップがあるのは間違いないわけだけど、いずれにしても、普通よりもかなり外側でブレーキをかけるしかなかった。簡単なことではなかったけれど、なんとか追い抜くことができたのは大きかったね。
Q:またE21(ロータスの2013年型車)が決勝でほかのライバルたちより、うまくタイヤの性能を発揮したようですね。このことがどれだけ役立ちましたか?
ライコネン:クルマやドライバーが違えば、タイヤの使い方も違ってくるのはごく自然なことだ。僕たちには作戦があったし、もしセーフティカーが導入されたら最後まで走り続けることになるのは分かっていた。幸運なことに、ほかのいくつかのチームではそうすることができず、ピットに戻らざるを得なかった。
Q:韓国での目標は?
ライコネン:シンガポールのときよりも全体的にいい週末にすることが主な目標だね。予選が良くなかったのは間違いないし、もしトップ10以内からスタートできれば、もっとやりやすくなるよ。