今季限りでのF1引退を発表したマーク・ウェバー(レッドブル)が、F1で最後の鈴鹿に挑む。
2002年にミナルディ(現トロロッソ)からF1デビューを果たしたウェバー。特に予選で速さを見せていたものの、所属したチームの低迷期が重なってしまうことが多く、目立った成績を残せなかった。しかし、2007年にレッドブルへ移籍したことで状況が一変する。
「勝てるクルマ」を手に入れたウェバーは、2009年に初優勝を記録すると、2010年は最終戦までタイトルを争ったが、チームメートのセバスチャン・ベッテルに王座を奪われた。その後、毎年タイトルを争ったウェバーとベッテルは、コース上で接触するほど激しいチーム内バトルを展開するものの、ウェバーがタイトルを獲得することはなかった。この対立が原因でウェバーはレッドブルを離脱すると言われたが、結局2013年まで契約を更新し続けた。
しかし、ウェバーはついにレッドブル離脱を発表。2014年からはポルシェの一員として、WEC(世界耐久選手権)のプロトタイプLMP1クラスに参戦する。まだ日本GPでの優勝経験がないウェバー。自身にとって最後となる今年こそ鈴鹿での優勝なるか?