F1シンガポールGPに優勝し、表彰台でインタビューを受けていたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に対して、またも観客からのブーイングが浴びせられた。これについてレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ベッテルも傷ついているだろうと語った。
前戦イタリアGPでも優勝していたベッテル。その際も強烈なブーイングを受けていたが、イタリアがフェラーリのおひざ元であることを考えれば、フェラーリを破ったベッテルに熱狂的なファン「ティフォシ」がブーイングするのも、褒められたことではないにしろ、理解できることだ。
しかし、シンガポールGPの表彰台でもベッテルはブーイングを浴びた。その理由は、残り6戦でほぼタイトルを決めてしまったことにあるのかもしれない。
しかし、これには表彰台でベッテルにインタビューした元F1ドライバーのマーティン・ブランドルも怒りを見せ、「お願いだからやめてくれ。そんなことをするのは間違っている」と観客に向かって呼びかけるほどだった。
ベッテルは、ブーイングについて冗談を言って笑い飛ばしたが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ベッテルも傷ついているはずだと話した。
「彼も人間だ」とホーナーは『Bild(ビルト)』紙に話している。