ポルシェ・ジャパンが、「911ターボ・カブリオレ」および「911ターボSカブリオレ」の予約受注を24日(火)に開始した。価格は911ターボ・カブリオレが2,249万円、911ターボSカブリオレが2,710万円になっている。
初代911がデビューを飾ってから50年となる今年は、911ターボにとっても40周年に当たる。この記念すべき年に、911ターボと911ターボSのオープントップモデルが11月20日のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアを果たす。
新たに911モデルレンジに加わる911ターボ・カブリオレと911ターボSカブリオレは、先だってデビューしたクーペモデルと同じレベルのダイナミズム、パフォーマンス、そして効率性を発揮。911ターボ・カブリオレがターボチャージャー付3.8リッター6気筒エンジンから最高出力520PS(383kW)、そして911ターボSカブリオレは560PS(412kW)を発生し、最高速度は318km/hに達する。それにもかかわらず燃料消費量は9.9リッター/100kmと10リッターを下回る燃費をほこる。
PDKデュアルクラッチトランスミッションと新しい4WDシステムのPTMが標準で搭載され、リアアクスルステアとアクティブエアロダイナミクスを備える。リアアクスルステアは、サーキットと日常における走行において操縦性に大きな影響を与え、アクティブエアロダイナミクスはドライバーがスイッチを押すだけで最適な効率性やドライビングダイナミクスに調整される。
そのほかの目を引く特徴が、軽量マグネシウムフレームを使用したポルシェ独自のパネルボートップ。この革新的なテクノロジーにより、トップを閉めたときにクーペのようなアーチが形成される。空力の面からもメリットをもたらすこのアーチは、従来の構造技術では実現することができないという。50km/h以下で走行しているときにトップの開閉に要する時間は、先代モデル同様、約13秒だ。
新型カブリオレのインテリアは911ターボ クーペのものと同じものが採用される。ターボSカブリオレには、ブラックとカレラレッドによる専用インテリアや18-way電動調節とメモリー機能の付いたアダプティブスポーツシート・プラスなどの装備が備わっている。さらにシートのバックレストシェルにはダブルキャップシームを施したレザートリムが使用され、さまざまなエレメントにカーボンルックが採用されてる。先代モデル同様にBoseサウンドシステムが標準装備される。
<ポルシェ「911ターボ・カブリオレ」「911ターボSカブリオレ」>
車種/価格
911ターボ・カブリオレ/2,249万円
911ターボSカブリオレ/2,710万円
※変速はいずれも7速PDK、ハンドルは左/右