マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたF1第13戦シンガポールGP、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは優勝、マーク・ウェバーは15位だった。
【結果】F1シンガポールGP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数
■セバスチャン・ベッテル(優勝)
「とにかく素晴らしい週末だったよ。スタートは接戦だったけれど、そのあとはレースペースが良かった。特にセーフティカーが入ってからは、差を築くためにすごく激しく攻めたよ。何が待っているか、何が起きるか、誰にも分からないからね」
「クルマの中では、最後の10周が永遠に続くような気がした。集中力を維持するために、自分自身に対して、ここではいかにミスを犯しやすいか思い出させた。壁はすぐ近くにあるし、ちゃんと注意を払っていないと、あっという間に悪い方向に進んでしまいかねない。正確なブレーキングを心がけて、タイヤを保たせるようにした」
「あれほどの強さは期待していなかったよ。でも、チームの努力のたまものだ。全員が懸命に努力している。秘けつがあるとしたら、それは僕たちがこの仕事を愛して、情熱を持っていることだと思う。ここは暑さで最高のコンディションとは言えないけれど、チームは常に努力し続けている。それが差を生み出しているんだと思うよ。チームで働く全員に、君たちが作るクルマで走れて幸せだと伝えたいよ」
■マーク・ウェバー(15位)
「今日は、やれることはほぼ全部やり尽くしたと思う。クルマは必要な時にいいペースがあったし、タイヤをうまく使って、ニコ(ロズベルグ/メルセデスAMG)より先にピットインして前に出た。あのラップにはすごく満足している」
「残り6周というところで、スタッフがクルマを心配し始めた。確かに悔しいよ。だけど、自分よりきつい1日を過ごしている人間はどこかに誰かいるし、そういうものだ。ショートシフト(早めのギアチェンジ)しなきゃならなかった。でも、モンツァ(前戦イタリアGP)の時とは違って、そのうちパワーを大幅に失い始めた。その時には、とにかく完走しようとしていたけれど、最終ラップに火を吹いてしまったんだよ」