NEXT...F1開催スケジュール

結果が求められるペレス

2013年09月23日(月)15:18 pm

セルジオ・ペレス(マクラーレン)が、追い込まれている。もちろん、ペレス自身もそれを感じている。

チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に興味を示したばかりか、今季のペレスはチームメートのジェンソン・バトンに「勝ったり、負けたりで安定しない」と、不満をもらしている。

ウィットマーシュはF1第13戦シンガポールGPで次のように語った。「今週末はやってくれると期待しているよ」

だが、予選はバトンから6グリッド後方の14番手、決勝でも終始バトンを追いかける展開で8位フィニッシュに終わった。

予選後、ペレスはこうコメントしている。「素直に認める。自分のパフォーマンスにガッカリだよ。このままでは、まずいと自分でも分かっている。もっと上位を狙えるようチームとがんばっているところだ」

ウィットマーシュは、2014年も同じドライバーの組み合わせで戦うつもりのようだが、イギリス『Guardian(ガーディアン)』紙は、ペレスの3年契約は、実際のところ1年毎のチーム・オプションだと報じている。

さらにシンガポールGPのパドックでささやかれていたのは、ペレスを経済的に支援しているメキシコの大富豪カルロス・スリムとの関係だ。何らかの事情でペレスの名に疑問符が付いたのだろうか。

ペレスが世界王者の素質を持つドライバーかどうか質問されたバトンは、次のように答えた。「僕には分からないよ」

「タイトル争いをしていると、いつもとは全然違う感情が働くんだ。押しつぶされる人もいるし、逆に立ち向かう人もいる」

とりあえずアロンソ加入の線は消えたマクラーレンだが、ケビン・マグヌッセンにストッフェル・ファンドールネという若手有望株を抱えている。ふたりともF1に昇格したくて、ウズウズしているのだ。

より現実的な選択肢として、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)を候補にあげている可能性もある。

ロータス移籍がささやかれるヒュルケンベルグは、F1の公式ウェブサイトにこう話している。「ああ、また別のうわさかい。光栄だね」

マクラーレンは、2015年からホンダのエンジンを使用する。バトンは現在、マクラーレンとの長期契約に興味を持っていないが、先日、ホンダとまた一緒に仕事をしたいともコメントしていた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック