マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたF1第13戦シンガポールGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは2位、フェリペ・マッサは6位だった。
【結果】F1シンガポールGP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数
■フェルナンド・アロンソ(2位)
「この追い抜きがとても難しいサーキットでの困難な週末の最後に2位になれたのは、僕たちにとっては優勝したようなものだよ。このレースのカギとなったのはスタートと戦略だ。そのどちらにおいても判断が正しかったことが証明された。かなり攻撃的な選択だったかもしれないけどね」
「スタートでは4台を追い抜くことができた。過去にここで行われたレースのスタートを見ていたことが役立ったよ。でもその後ロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスAMG)を抜くことはできなかった。セーフティカーが導入されたときにピットインするという判断をしたのが功を奏したよ。限界に近づいたタイヤでゴールまでもたせるのは簡単なことではなかったけれどね」
「幸運なことに、ライコネン(キミ・ライコネン/ロータス)とウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)に対して差を築いていたおかげで最後の何周かではその状況にうまく対応することができた。もしあの集団の中にいたらホラー映画のような結末を迎えていたかもしれないよ!」
「タイトル争いのリーダーとの差はまた開いてしまった。彼らにお祝いを言うだけではなく、彼らがその位置にいることがふさわしいわけだから、僕たちは現実的になるべきだ。もうタイトルをとるにはよほどの幸運が必要になるだろうね。もちろん、今すぐにあきらめることは考えられないよ。もしそういう幸運が訪れたなら僕たちはそれをつかみに行くだろうからね」
■フェリペ・マッサ(6位)
「今日のレースで起こったすべてのことを考えれば、6位というのは本当にいい結果だよ。スタートは素晴らしかったんだけど、最初のコーナーでブレーキを早めにかけた内側のクルマにつかえてしまったんだ。その時点でいくつか順位を上げるはずが、逆に落としてしまった。そこからは、ずっとほかのクルマの後ろにつかえていたし、このサーキットではどれだけ追い抜きが難しいかということは誰もが知っていることだ」
「セーフティカーが導入されたとき、僕たちには2つの選択肢があった。ひとつはミディアムタイヤを装着することだけど、それで最後まで走りきれるかどうかは自信がなかった。もうひとつはスーパーソフトでいくつか順位をばん回することを狙うというものだった。僕たちは2つめを選択したんだ。ところがディ・レスタ(ポール・ディ・レスタ/フォース・インディア)が同じタイヤで僕の前にいたから、彼の後ろにつかえてしまったよ」
「3度目のストップを終えた最後のスティントではなんとか6位の位置を取り戻した。多くのドライバーたちがタイヤにてこずっていたから、それを最大限に利用したんだ。スタートからゴールまでずっと厳しかったし、まずまずのポイントを持ち帰ることができてとても満足している」