マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたF1第13戦シンガポールGP、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは4位、ルイス・ハミルトンは5位だった。
【結果】F1シンガポールGP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数
■ニコ・ロズベルグ(4位)
「今日はうまくスタートできたし、今夜のクルマのペースは本当によかったよ。セーフティカーが僕たちにとっては残念なタイミングで入った。あのときコースに残ることにしたのは最善の判断ではなかったかもしれないね。でもあの時点ではタイヤが残りの距離を走りきれるかどうか自信が持てなかったんだ」
「そしてセーフティカーがいなくなってから、タイヤのゴムかすがフロントウイングに張り付いてしまった。そのため何周かにわたってパフォーマンスがかなり落ちてしまい、タイヤも通常よりももっと痛んでしまったから、それが僕のレースに大きな影響を及ぼしたよ」
「今日は2位にはなれていたはずだけど、レースでの出来事が僕たちに有利には働かなかった。だから、4位にしかなれなかったのはちょっとがっかりだ。これからは、今日のレースを教訓にして、次の韓国でのレース(10月6日決勝)に集中しないとね」
■ルイス・ハミルトン(5位)
「すごくきついレースだったし、多分身体的には1年で一番大変だね。僕たちはベストを尽くして、今夜のクルマの感触もよかったけれど、残念ながら昨日の予選でもっと上の位置につけられなかったことが高くついたよ。スタートもよくなかったし、ターン1でマーク(ウェバー/レッドブル)をよけるために大回りするしかなかった。その位置からは、上位についていって自分のポジションを守ることも難しかったよ」
「さらに、セーフティカーが入ったタイミングも僕たちには不利だった。自分たちの戦略を見直し、あの状況で違う選択が可能だったかどうか調べてみる必要があるね。でも、フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)やキミ(ライコネン/ロータス)がやったみたいに、あのときのタイヤセットでコースに残って同じようにうまくやれたかどうか自信はない」
「もちろん、5位にしかなれなかったのはちょっと残念だよ。でも僕は全力を尽くしたし、また強くなって戻ってこられると思う。僕たちの目標はチーム別タイトル争いで、またフェラーリの前に出ること。そして、シーズンが終わるまでにもう1勝を目指すことだ」