今シーズン限りでフェラーリを去るフェリペ・マッサは、2014年F1の所属先に資金援助を行う考えがあることを明らかにした。
マッサの移籍先として、これまでロータスやマクラーレンの名前が取りざたされてきた。しかし、マッサはこのたびシンガポールにおいて、ウィリアムズやフォース・インディア、そしてザウバーの名前についても言及していたと伝えられている。
マッサは、将来の移籍先に、ある程度の資金提供を申し出ることは、何も恥ずべきことではないと述べている。
「自分のポケットマネーから出すっていう意味ではないよ。そんなこと、絶対にするつもりはない。僕はお金をもらってレースをするプロのドライバーであって、それはこれからも変わらないよ」とマッサは『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』に話した。
「でも、僕が築いた人脈を使って、グローバルマーケティングプロジェクトに携わりたいと思っている企業を探すことはできる。そういった企業はブラジルにたくさんあるんだ」
「それに、これは僕のキャリアだけでなく、窮地に立たされているブラジルのモーターレースにとっても重要だと思う」
また、たとえ希望するチームへの移籍が果たせなかったとしても、グリッドの後方が指定席のチームでレースをしたり、土下座してまでシートを確保するつもりはないとマッサは述べた。
「ほかにも興味のあるカテゴリーがあるんだ。DTM(ドイツ・リーリングカー選手権)とかね」とマッサ。
さらに、「インディに参戦することはないと思う。もし好きなカテゴリーが無理だったり、時間切れになったりしたら、1年間の休みをとるよ。自分の時間を楽しむのも良さそうだしね」とマッサは語った。
また、フェラーリに放出されたことは残念だったが、自分の後任がキミ・ライコネン(ロータス)であることに満足だともマッサは述べている。
「もしチームの選んだ後任ドライバーがキミほどの素質を持ち合わせていなかったら、もう少し受け入れがたかっただろうね」