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ピレリ、両コンパウンドの差は1周あたり約2秒/F1シンガポールGP金曜まとめ

2013年09月21日(土)18:30 pm

F1タイヤサプライヤーのピレリは、F1シンガポールGPフリー走行1と2を終えて、スーパーソフトとミディアムの差が、1周辺り約2秒とコメントしている。このことから、戦略の幅が広がると予想している。以下、ピレリのプレスリリース。

ピレリのP Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが、今シーズン最後の市街地サーキットでの金曜フリー走行に登場しました。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、スーパーソフトを使用して、フリー走行2回目(FP2)で1分44秒249の最速タイムを記録しました。

唯一のFormula Oneのナイトレースが行われるマリーナベイ・サーキットの湿度は、予想通り75%ほどでした。この湿度の高さは、シンガポールを肉体的に厳しいレースにしている要素のひとつです。本日行われた2回のフリー走行セッションは、決勝における戦略機会を最大限にできるデータを収集するために、各チームにとって不可欠なものでした。各チームは、スロットル全開のストレートが特徴のモンツァでのセットアップから、モナコに次いでシーズン中で2番目に低速なラップとなるシンガポール用に、ハイダウンフォースのセットアップに変更します。

ポール・ヘンベリー(ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「いつものように雰囲気が最高のシンガポールに戻ってきたことを本当に素晴らしく感じます。他のグランプリとは異なるレースなので、フリー走行で行われる作業は、多様な燃料搭載量、セットアップ、コンパウンドなどに関する情報を収集するために不可欠なものとなります。このデータが各チームの戦略の基盤を形成しますが、セーフティカー導入の確率が高いため、戦略は出来る限り柔軟である必要があります。通常であれば2ストップになりそうですが、レース展開や予定されたラップ数まで走行できるか(昨年はタイムリミットのため予定ラップ数前で終了しています)等に大きく依存します」

「また、シンガポールは直前の2レースとは全く対照的なので、ハイダウンフォースセットアップがタイヤにどのように作用するかを見極めることも重要になります。分析する大量のデータがありますが、現時点では、摩耗率は低く、両コンパウンド間の性能差はラップあたり約2秒と大きく、戦略の幅を広げると思います。大半のドライバーがスーパーソフトで予選に臨むことが予測されていて、スーパーソフトはほぼ予選用タイヤになると思われますが、彼らが決勝でどのように戦うのかは、全くのオープンな状態です」

本日のラップタイム上位:
FP1
1 ハミルトン 1分47秒055 ミディアム中古
2 ウェバー 1分47秒420 ミディアム中古
3 ベッテル 1分47秒885 ミディアム中古

FP2
1 ベッテル 1分44秒249 スーパーソフト新品
2 ウェバー 1分44秒853 スーパーソフト新品
3 ロズベルグ 1分44秒258 スーパーソフト新品

本日の統計:
スーパーソフト
走行距離 * 1,445
使用セット数 ** 22
最多ラップ ** 24

ミディアム
走行距離 * 3,961
使用セット数 ** 44
最多ラップ ** 26

インターミディエイト
なし

ウェット
なし

*本日のFP1とFP2での全ドライバーによる総走行距離(km)
**コンパウンド毎の全ドライバー統計

荷重:
減速時の最大Gフォース(縦方向の荷重)ターン7で-4.53G
コーナリング時の最大Gフォース(横方向の荷重)ターン22で4.15G

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