ロマン・グロージャン(ロータス)は、来年のロータスで「ナンバー1」ドライバーになれることを楽しみにしていると話した。
2007年F1年間王者のキミ・ライコネン(ロータス)がフェラーリに復帰するため、ロータスは大きな規約変更が行われる2014年に備えてグロージャンを続投させるつもりだ。
「僕がF1チャンピオンになるなら、ナンバー1にならなければいけない」
「僕は、それがF3であろうとGP2であろうと、チームリーダーになると環境がよくなった。でもその環境は、自分で作り出すものなんだ」
チームメートがチャンピオン経験者である限り、グロージャンがリーダーになるチャンスは来ないはずだったが、ライコネンの移籍で流れが大きく変わった。くしくも、ライコネンの後任とうわさされるニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は2007年にF3でグロージャンとチームメートだった。
グロージャンはその年のF3チャンピオンになり、ヒュルケンベルグはランキング3位だった。
ヒュルケンベルグは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・ シュポルト)』 に、「A1シリーズからやって来て、シーズンの前半はちょっと大変だったんだ」と明かし、こう続けた。
「後半はずいぶんよくなって、F3マスターで勝てるくらいになったけどね」とヒュルケンベルグが触れたそのレースをポールポジションからスタートしたのはグロージャンだった。
ヒュルケンベルグはグロージャンについて「僕らは親友ってわけじゃない」と話し、グロージャンはヒュルケンベルグとの関係についてこう話している。
「あのころの僕たちはF1を目指す二人の若手ドライバーだったんだ。シーズン中にぶつかることも何度かあったよ。でも、(2014年にチームメートになっても)なにか問題が起きるとは思わないな」