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F1引退決断のウェバー「まだ様子をかぎまわるチームがある」

2013年09月20日(金)11:14 am

かつてフェラーリへの移籍のうわさが強くささやかれていたマーク・ウェバー(レッドブル)だが、最終的にF1からの引退を決めたことで、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロから捨てぜりふを浴びせられた。

モンテゼモーロは今週、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に対し、2013年のタイトル獲得に向けたフェラーリとレッドブルの戦いに言及しながら次のように語った。

「我々は、1台のレッドブルだけが結果を出しているということを念頭に置く必要がある」

実際のところ、2010年にはタイトルを獲得したチームメートのセバスチャン・ベッテルに肉薄する活躍を見せ、続く2011年と2012年にも複数回の優勝を果たしているウェバーだが、今シーズンは3年連続チャンピオンのベッテルに対し、完全にわき役的存在に回っている。

その37歳のウェバーは『Daily Mail(デイリー・メール)』に次のように語った。

「ここ最近の2、3年において、僕はF1での自分の欲望や情熱が少しずつ衰え始めたことに気づいていた。そして、100パーセントをそそぎ込めないのであれば、F1で戦うべきじゃないんだ」

ウェバーは、自分が望みさえすれば2014年もF1を続けることはできていたと主張しつつも、ポルシェとともにル・マン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)へ転向するほうが、新しいピレリタイヤと劇的な変更となるV6ターボエンジンによる新しい時代を迎えるよりも良い選択だっただろうと次のように続けた。

「それでもいくつかのF1チームが様子をかぎまわっていたし、今でもそうだよ。でも、僕はすでに決断を下している。そしてそれに満足しているし、これからのことを楽しみにしているんだ」

「耐久レースはかなりF1のクルマに近いんだ。特定の条件のもとではF1にはかなわないにしろ、クルマはものすごく速いからね」

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