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フェラーリ、2014年へのシフトももうすぐか

2013年09月19日(木)9:17 am

フェラーリは、人材や資源を2013年のタイトル争いから来シーズンに集中させるための曲がり角に差し掛かっている。

ドライバーズタイトル争いでは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がランキング首位を走るセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に次ぐ2番手につけてはいるものの、あと7レースしか残されていない状況ながら、その差はすでに53ポイントに開いている。さらに、現状ではレッドブルがほかのクルマよりも一貫して優位に立っているのは間違いのないことだ。

こうした状況を受け、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、非常に大きな挑戦となる2014年シーズンに集中するほうが賢明だとの判断をする時期が近づいていると認め、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に次のように語った。

「シンガポールGP(9月22日決勝)の結果を見て、どうすべきかを判断することになるだろう」

「我々は現実的になる必要があるし、今後のレースでどれだけ改善できるかを確認する必要がある」

「つまり、もしリーダーとの差が大きくなり続けるようであれば、たとえコンマ1秒縮めたとしても意味がないからね」

そう語ったドメニカリは、次のように締めくくっている。

「シンガポール後に選択を行うだろう。ただ、大きく形勢が不利にならないように頑張り続けるよ。少なくともチーム別ランキングの2位は確保したいからね」

今年もタイトル獲得を断念すべきときが近づいているものの、フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロは、そのことがドメニカリの進退に影響を及ぼすことはないと、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「これまでの3年間で、我々は2度F1タイトルを最終戦で逃してきた。だが、それは彼(ドメニカリ)に落ち度があったわけではない」

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