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マクラーレン、もうすぐ来季ドライバー体制を発表か

2013年09月19日(木)11:00 am

“シリー・シーズン”と呼ばれるドライバー移籍のうわさが駆け巡る時期も落ち着きを見せ始めているが、残された大きな話題のひとつであるマクラーレンの来シーズンのドライバー体制に関して、18日(水)に新たな情報が明らかとなった。

表面上は、マクラーレンでは単に現在のドライバーであるジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスとの契約を更新する方向へ向かっている。

だが、最近になってマクラーレンはこの2人との現在の契約に盛り込まれていた「延長権」を期限までに行使しなかったことが明らかとなり、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、あるいはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)までが新たなドライバー候補として考えられているのではないかとのうわさがささやかれるようになっていた。

ここまで、マクラーレンではドライバー問題に関するコメントを避けていたが、18日(水)にバトンが自分たちは「2014年も一緒にレースをする」ことになるとの発言を行った。

実際のところ、交渉において争点となっているのは2015年シーズンのことだと考えられている。マクラーレンとしてはホンダとの新しい関係がスタートする2015年に確実性を望んでいるのに対し、バトンのほうは選択肢を残しておきたいと考えているためだ。

マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは、18日(水)に「1年のうち今は、誰もがみんなと話し合いをする、そういう時期だよ」と語り、うわさを鎮静化しようとはしなかった。

しかし、ニールはマクラーレン主催によるメディア向けのテレビ会議において、マクラーレンの2014年のドライバー発表が近づきつつあると次のように語った。

「私が推測を行うのは間違っているが、かなり近いうちに発表することになるだろう」

ニールはさらに、2014年にあるドライバー体制で臨み、2015年に向けてはそれを変えるということも大きな問題にはならないだろうとほのめかした。

「何よりもまず求められるのは、才能とすぐれたパフォーマンスだからね」

「我々はこれまでにも、もしチームが仕事を完成するために必要だと感じたならば、組織内部のことだろうが、ドライバーのラインアップであろうが、変更を行うことを恐れはしないことを示してきた」、とニールは語った。

もうひとつ、マクラーレンにとって重要なことが、育成ドライバーであるケビン・マグヌッセンとストッフェル・ファンドールネのキャリアを推し進めることだ。現在この2人はそれぞれ別のチームからフォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦しており、お互いにタイトル争いを繰り広げている。

これに関し、ニールは次のように続けた。

「申し訳ないが、はっきりしたことは言えないんだ。だが、我々としてはこの2人がそれほど遠くない将来にF1で活躍することを期待しているよ」

マグヌッセンとファンドールネが近い将来、バトンとペレスに替わってマクラーレンのシートに収まる可能性が出てきている。

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