18日(水)に、来年F1カレンダーに復活を果たすことになっているF1オーストリアGPのプロジェクトに関して心配なニュースが明らかとなった。それは、責任者のヴァルター・カフィッツがレッドブルリンクを去ったというものだ。
元ニュルブルクリンクの責任者であったカフィッツは、世界的エナジードリンクメーカーであるレッドブルが買収し改修を施したレッドブルリンクに、昨年初旬に迎え入れられており、2014年に再びF1を開催するために尽力するものと考えられていた。
しかし、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙が、62歳となるカフィッツは引き継ぎ期間などもおかず「即時」にレッドブルリンクを退社しており、その報道内容についてはレッドブル側も認めたと報じた。
だが、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』は、そのことが「F1レース開催の準備には影響はない」とも主張している。
カフィッツは以前、ニュルブルクリンクの悲劇的な財政問題に巻き込まれていた。『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』は、そのことがレッドブルリンクを去った理由ではないとしつつも、「レッドブルからは、彼の後任の件も含め、何も情報が出てこない」としている。
この件に関し、カフィッツ本人はコメントを行っていない。