キミ・ライコネン(ロータス)がフェラーリと2014年の契約を発表してまだ間もないものの、マーク・ウェバー(レッドブル)はすでに、その次にフェラーリ入りを果たすであろうドライバーを予想している。
フェラーリのフェルナンド・アロンソと親しい友人関係にあるウェバーは、フェラーリとアロンソの契約は、ライコネンとフェラーリの契約と同時に終わることになるだろうと考えている。
今シーズン限りでF1を去り、来季はポルシェからWEC(世界耐久選手権)に参戦することになるウェバーは、イギリスの放送局『Sky(スカイ)』に対し、次のように語った。
「多分、実際にはどちらも2年になると思うね」
「その後、彼ら(フェラーリ)が行うのは、間違いなくセブ(セバスチャン・ベッテル)をレッドブルから引き抜くことだし、それからは躍進し続けるだろう」
2009年からレッドブルでウェバーのチームメートとなったベッテルは、その後ここまでウェバーが9レースで優勝を果たしただけに終わっているのに対し、2010年以降3年連続でF1タイトルを獲得し、今年もそのタイトルをほぼ手中に収めている。
だが、37歳のウェバーは、来季のフェラーリのドライバー・ラインアップに関し、アロンソとライコネンという組み合わせは、「フェラーリがトップとなることを目指すために行った非常に短期的かつ積極的な意思表明だ」と評価している。
ウェバーは、アロンソには「よりプレッシャーをかけられる」必要があるという意味において、今回の動きは正しいものだと考えているようだ。
「彼(アロンソ)は、クルマをもっとグリッド上位へ押し上げるために、土曜日の午後(予選)ではさらに力を振り絞ることが求められるからね」、とウェバーは付け加えた。