一時はレッドブルと交渉していたキミ・ライコネン(ロータス)だったが、先日、2009年まで過ごしたフェラーリに復帰することが発表された。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、『Der Spiegel(シュピーゲル)』にフェラーリの来季ドライバー・ラインアップについて次のように述べた。
「ライコネンとフェルナンド・アロンソの組み合わせは、我々にとっては都合が悪いよ。なぜなら、フェラーリはチームとしてもっと多くのポイントを稼ぐことになるからね」とマルコは語る。ドライバーのタイトルも名誉あるものには違いないが、チームにより多くの分配金をもたらすのはチーム別の戦いのほうだからだ。
しかし、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)にとっては都合の良いことだとマルコは考えている。
「だが、ライコネンとアロンソの組み合わせは、ベッテルにとってはいいことだ。なぜなら彼ら(フェラーリのドライバーたち)がお互いにポイントを食い合ってくれるからね」とマルコは締めくくった。