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F1イタリアGPのレッドブル、謎のギアトラブル

2013年09月11日(水)12:55 pm

セバスチャン・ベッテルがポール・トゥー・ウィン、マーク・ウェバーは3位表彰台と、先週末のF1第12戦イタリアGPで文句ない成績を収めたレッドブル。ところが、そこに至るまでは、いつ壊れてもおかしくないギアボックスとの格闘劇があった。

「初日の6日(金)から、すでに変だった」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語るのは、選手権リーダーのベッテルだ。

レース前、レッドブルはギアボックスを開け、ダメージを負ったパーツを交換。それでもレース中、両ドライバーはチームから「ショートシフト(早めのギアチェンジ)」をするよういわれた。

そのうえ、「雨モード」に設定せよとの指示も飛んだ。変速をよりスムーズに行うためだ。ただし、同モードを選択すると尾灯が点滅する。ベッテルの後方を走るフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が文句をいっていたのは、そのためだ。

レッドブルは、テレメトリーを通じて油温上昇の警告を受けていた。

「率直にいって、理由が謎だよ」と打ち明けるのは、技術責任者のエイドリアン・ニューイだ。

「モンツァはとりわけギアボックスに厳しいサーキットだ。それでも、こんなトラブルは経験がない」と、首をひねるニューイ。

「特にマークのトラブルが深刻だった。ベッテルの方は、むしろ予防的措置だ。ファクトリーに帰ってギアボックスを開けてみたら、実は何ともなかったという可能性はあるがね」

チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、次のように語る。「同一のギアボックスを使用するケータハムには、何の問題も起きなかった」

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