ポルシェ「918スパイダー」、ニュルブルクリンクで最速タイムを更新してデビュー

2013年09月11日(水)16:47 pm

ポルシェのスーパースポーツハイブリッド「918スパイダー」が20.6kmのニュルブルクリンク北コースにおいて、これまでの記録より14秒速い6分57秒を記録した。

【写真】ポルシェ「918スパイダー」(全5枚)

「私たちは918スパイダーについて大きな約束をしていました。それはドライビングプレジャー、効率性、パフォーマンスの見直しというものでしたが、その約束を果たすことができました」と、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツはコメントした。

918スパイダーは、今年のフランクフルトモーターショー(IAA)でワールドプレミアされたプラグインハイブリッドのスーパーカー。918スパイダーのプロジェクトトップであるDr.フランク・ヴァリザーは次のように語っている。

「革新的なハイブリッドシステムを採用した918スパイダーは、デビュー早々から素晴らしいタイムを樹立しました。このスーパースポーツカーが最も難しい北コースのラップタイムにおいて6分57秒を記録したことは、開発チームとポルシェの全員にとって誇ることのできる結果といえます」

4年前に記録されていたそれまでの最速ラップタイムは、テスト当日である9月4日の午前中に行われた最初のタイムアタックで更新された。元ラリーチャンピオンのヴァルター・ロール、ポルシェのテストドライバーのティモ・クルック、そしてワークスドライバーのマルク・リーブの3人がドライブした2台の918スパイダーは、タイムアタックにおいて前回を上回る7分を切るタイムを何度も記録した。

最終的にマルク・リーブが、平均速度179.5km/hによって6分57秒のベストタイムを記録。ヴィーゲ・ソリューションズがタイムを計測し、スポーツカーマガジン『sport auto(シュポルト・オート)』誌編集長のマルクス・シュリンクが、外部オブザーバーとしてタイムアタックに立ち合った。最高出力887PS(652kW)を発生する918スパイダーには、ドライビングダイナミクスを高めるオプションの「ヴァイザッハパッケージ」と、918スパイダー専用に開発されたミシュランの標準タイヤが装着されていた。

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