F1イタリアGPのパドックでは、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンが、ウィリアムズを買収するのではないかといううわさでもちきりだった。
この話はイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』から出たもので、現在メルセデスAMGの役員を務めながらもウィリアムズの株式15%を保有するトト・ヴォルフが、自身の持つ株式を売却する動きがあることから流れたようだ。
ブラウンは、メルセデスAMGに新加入したパディ・ロウに職務を譲ることになるとみられている。しかし、ブラウンがウィリアムズを買収した場合、ブラウンのF1キャリアは今後も続くことになる。
ブラウンは1970年代、メカニックとしてウィリアムズの創設者フランク・ウィリアムズのもとで働き始めたのがF1キャリアのスタートだった。その後、1990年代半ばには、ウィリアムズで新しく技術責任者として仕事をスタートさせたパット・シモンズとともにベネトンで成功を収めた。
しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』紙は、ヴォルフが株を売却するのはロシア企業ではないかと報じている。
『Sky(スカイ)』はかつてウィリアムズでドライバーを務めた、現アドバイザーのアレックス・ブルツが猛烈にこのうわさを否定したと報道。また、ヴォルフ自身もブラウンに株を売却するつもりだということを否定したと伝えられている。