2013年タイトル争いがベッテルの圧勝となりそうな中、イタリアGP後の話題は、「ティフォシ」と呼ばれる熱狂的フェラーリファンの態度に集中した。
表彰台の下に集まったファンは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の優勝で流れたドイツ国歌の間ずっとブーイングしたり口笛を吹いたりし、チームメートのマーク・ウェバーでさえ動揺するほどだった。ベッテルとの関係は最悪と見られているウェバーだが、表彰式の雰囲気は「必ずしも正しいものではなかった」と話している。
ベッテルは最近、第7戦イギリスGPでリタイアした際に観客から受けたブーイングについて「フェアではない」と話していた。しかし、今回は気にしていないようだ。
「ピットに戻る周に無線で言ったんだ。ブーイングをたくさん浴びるほど、僕たちが今日よくやったということだってね。普通のことだよ」とベッテルは記者に話している。
「正直に言うけど、責めていないよ。ファンは、フェラーリへの愛情が遺伝子に組み込まれているんだと思う」