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ケータハム、2014年のペイドライバー起用は?

2013年09月10日(火)14:21 pm

ケータハムのチーム代表を務めるシリル・アビテブールは、同チームがスポンサーからの支援を受ける2人のペイドライバーと2014年の契約を結ぶかいなか決めかねていると認めた。

昨シーズン末、実力を高く評価されていたものの、スポンサーの後ろ盾がなかったヘイキ・コバライネンはケータハムから放出され、代わりに資金を持ち込む「ペイドライバー」のギド・ヴァン・デル・ガルデとシャルル・ピックの2人が加わった。

しかし、コバライネンのように経験豊富なドライバーを失った結果、ケータハムは想像以上に厳しい戦いを強いられることになったとアビテブールは認めた。この発言を受け、コバライネンはケータハムへ戻り、今ではチームのために懸命な作業に明け暮れる日々を送っている。シミュレーターで多くの時間を過ごし、エンジニアと話し合い、バーレーン、スペイン、スパそしてモンツァではフリー走行でも走った。

では、2014年のケータハムにはドライバー1人を雇う金銭的余裕があるだろうか? それとも、すべてはコンストラクター選手権で財政面の支援を受けられる10番手になれるかいなかにかかっているのだろうか?

「結論を出すには早過ぎる」とアビテブールはロシアの『f1news.ru』に語った。

「残されたレースで、さまざまなことが起こりうる」

「我々はいま、新規スポンサー探しや新人事に奔走している。選手権における最終的な順位が我々の決定に与える影響について話すのは、時期尚早だ」とアビテブールは話した。

さらに、「もちろん、我々は来シーズンに向けて必要な予算を確保しなければならない。それに、F1にかかる費用が少なくなっているわけでは決して無い」とアビデブールは強調した。

アビテブールがここで言及しているのは、2014年から導入されるF1の抜本的なルール改定についてだ。レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーによれば、この新ルールにより、小規模チームのエンジンコストは2倍に膨れあがるとされる。

しかし、シーズン中テストの復活や年間21戦から22戦が見込まれるF1カレンダーもコスト増の要因になるだろうとアビテブールは話した。さらに、以下のように続けた。

「空力に関する規則も変更される。これは良いアイデアかもしれない。しかし、我々のチームにとって、これが真っ先に意味するのは、より多くのコストを研究開発に費やさなければならないということだ」

「今シーズンと比べて概算で1,500万ユーロ(約19億8,000万円)から2,000万ユーロ(約26億3,000万円)くらいコストがかさむことになるだろう」

「よって、公式の賞金配当が得られなければ、わたしたちにとって、より多くの費用がかかることになる。だから、現時点でそれを判断するのは早すぎるのだ」

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