フェラーリ、マッサがアロンソの前に／F1イタリアGP土曜まとめ
モンツァ・サーキットで行われたF1第12戦イタリアGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは予選5番手、フェリペ・マッサは予選4番手だった。
【結果】F1 イタリアGP予選の結果、Q1、Q2、Q3のタイム、周回数
■フェルナンド・アロンソ（フリー走行3回目2番手／予選5番手）
「最近のレースの予選と比べれば、今日はうまくいったよ。クルマは競争力があって、最強のチームとも戦える。もちろん、レッドブルと同じレベルじゃなかった。彼らはここでも週末を通して調子がいいけれど、レースは明日だし、とにかく僕たちもいい位置からスタートするんだ」
「ここモンツァでは、スリップストリームを利用した戦略がよく使われる。3、4秒前にクルマがいると、コンマ数秒稼ぐことができるんだ。このことについて、フェリペ（マッサ／チームメート）に感謝しなきゃいけない。特にQ3では、僕がベルニュ（ジャン-エリック・ベルニュ）のトロロッソの後ろになってしまったので、フェリペは待っていてくれたんだ」
「無線で言ったことは誤解されている。直接経験したことでないと誤解はよく起きるものだよ。"天才"という言葉で言おうとしたのは、ロズベルグ（ニコ・ロズベルグ／メルセデスAMG）がアタックラップに入る前に、コースインすることもできたのに、ということなんだ。でもだからと言って、チーム全体が申し分ない完ぺきな仕事をしたことに疑問を持たないでほしい」
「今日僕たちは、予選3つのセッションすべてで強い走りができ、これまでで一番レッドブルのリアウイングに近づいた。彼らとの間にそれほどたくさんクルマがいないのは初めてのことだ。例外は、Q3ですごく強かったヒュルケンベルグ（ニコ・ヒュルケンベルグ／ザウバー）だけ。レッドブルを逃がさないように、1周目に彼を抜くようにしなきゃいけないね」
■フェリペ・マッサ（フリー走行3回目7番手／予選4番手）
「この予選結果はすごくうれしいよ。昨日と比べたら、クルマが良くなって、レースに向けての自信もついた」
「Q3では、すごくいいラップをまとめることができた。ウェバー（マーク・ウェバー／レッドブル）のスリップストリームを最大限に生かしたんだ。彼が4秒差で前にいたのはすごく助かった。アスカリでタイムをロスしたかもしれないけれど、自分の走りには満足しているよ」
「こういうコースでは、2台ともトップ4に入れることが大事になるだろうとよく分かっていた。それに、明日のレースは厳しいものになるということもね。天気予報ははっきりしないけれど、あらゆる状況への備えを万全にして、クルマの能力をすべて出せるよう全力を尽くすよ」
「この僕たちのホームレースに来て、こんなに愛情を込めて応援してくれているファンのみんなを喜ばせるような結果が出せたら、最高だろうね」
