F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)で会長を務めるジャン・トッドがついに、二期目に挑戦する意向を示した。
12月の会長選挙に向けては、すでに対立候補のデビッド・ウォードが会長の座を目指してマニフェストを発表。これに対してトッドは二期目を目指す意思を表明していなかった。
「選挙というからには、会長候補は2人以上必要だよ」とは、イタリアGP開催中のモンツァで語ったレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーの弁だ。
そして7日(土)、イタリアGPを訪れたトッド会長は、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌にこう語った。「自ら手がけた仕事を終わらせたくない訳がないだろう?」
さらに同じ日、元フェラーリのドライバーでトロロッソの共同オーナーだったゲルハルト・ベルガーは、トッド主導ではF1のためによくないといった趣旨の、過去に行った自身のコメントを取り下げている。
モンツァを訪れているベルガーは、『Reuters(ロイター通信)』にこう話す。「ジャン・トッドは私にとって25年来の友人だ。それがあって、私もFIAでいくつかの事業に携わっている」
「そして、私はFIAとジャンを支持する。そのことをはっきりさせておきたい」
「まさか、ジャンの会長職が短く終わることはないと思うよ」