ジュール・ビアンキ(マルシャ)のマネジャーを務めるニコラ・トッドは、ビアンキがマルシャで2シーズン目を過ごすことを否定していない。
ルーキーのビアンキは今年印象的なドライビングを見せているが、フェラーリのF1エンジンを搭載するチームがビアンキを2014年に迎えたいといううわさがある。そのチームとはおそらくザウバーのことである。
しかしトッドは『RMC Sport(RMCスポール)』に、マルシャ残留という可能性も排除できないと語る。
トッドは、「フェラーリと(エンジン)契約を長期で結んでいるという事実はいい兆候だ」と語り、次のように続けた。
「マルシャが野心を持っていることを示しているし、将来的にはもっといいクルマを手にするだろう」
「そうだね、フェラーリはいくつかのチームと関係があるし、ジュールがほかのチームで戦うという機会を活用することは、フェラーリにとっても利益になると思う」
「だけど、マルシャにとどまることは後退を意味しているわけではない。むしろ、素晴らしいアドベンチャーが続くということになる」
フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、同チームが2013年以降もビアンキをサポートし続けることを認め、将来的にはフェラーリのシートを狙える存在にすることを究極の目標として挙げている。
「我々はジュールに経験を積む機会を与えられるチームで2年間のいいシーズンを送ってもらいたい。マルシャもその1つだ」