ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)と、かつての恩師ロン・デニス(マクラーレン・グループ会長)と和解しようとしているようだ。
子供のころからハミルトンを一流のドライバーに育てあげたデニスとハミルトンの関係は、ハミルトンのメルセデスAMG移籍前後からぎくしゃくしていたと言われ、移籍決定は彼らの関係を完全に絶つ決定的な出来事だった。
しかし、デニスは今週はじめにハミルトンは「(マクラーレンという)家族の一員だ」と発言していた。
「去年、私はメルセデスAMGで新しい道を模索しようとするハミルトンを真剣に止めようとしなかった。きっと、あれは彼が大人になるために必要だったのだろう」
「しかし、ハミルトンとのいい思い出を私はよく覚えている。2008年にF1チャンピオンになったとき、マクラーレンのCEOとしても、チーム代表としても、本当に誇らしかった」
5日(木)にモンツァでデニスについて聞かれたハミルトンは、つい先日電話で「楽しく話した」ことを明かした。
「1時間くらい話したかな。楽しい会話だったよ。個人的に、何か問題があるとは思わないな」
「デニスは僕の人生に大きな影響を与えた人だから、つながり続けることが大事なんだよ」