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リカルドと組んでも「ナンバー1」ではないとベッテル

2013年09月06日(金)10:11 am

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、来年のチームメートが若手のダニエル・リカルド(トロロッソ)に決まったことについて、だからといって自分が「ナンバー1」になるわけではないと語った。

26歳のベッテルは、この3年間チャンピオンを獲得し、今年も4連覇に向けてランキングトップを独走しているが、チームメートのマーク・ウェバーは、同等の待遇を強く求め続けてきた。

ウェバーが今年いっぱいでのF1引退を発表してから、その後任候補にはキミ・ライコネン(ロータス)も挙がっていたが、結局レッドブルは姉妹チームのトロロッソから24歳のリカルドを昇格させることを決めた。

このことから、チームは両ドライバーに平等のクルマと支援を約束しているものの、F1チャンピオンのベッテルに事実上の「ナンバー1」待遇を与えたいのではないかと見る者もいる。

しかしベッテルは、スペイン『Marca(マルカ)』紙のインタビューでこれを否定した。

「チームのリーダーシップについて話しても意味はないよ」

「どのチームにもドライバーが2人いて同じチャンスを持っている。でも結局、勝者は1人だけだ」

「“ナンバー1”とか“ナンバー2”というのは、今のF1ではもうかなり時代遅れなんじゃないかな」

レッドブルがウェバーの後任を選考している間、ベッテルは仲の良いライコネンと組みたいと公言していた。チームがリカルドを選んだことについて、ベッテルはどう思っているのだろうか。

「結局のところ、誰がチームメートでも関係ないよ」とベッテルは話す。

「大事なことは、チームがひとつになることだ。全員が同じ方向に力を合わせていけるようにね」

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