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レッドブル、ライコネンではなくリカルドを起用する理由

2013年09月03日(火)11:25 am

レッドブルが、育成ドライバーであるダニエル・リカルドを来季、トロロッソからレッドブルへ昇格させることを発表。レッドブルの来季ドライバーについては、キミ・ライコネン(ロータス)などの名も候補に挙がっていたが、ライコネンのように経験豊富なドライバーではなく、若手のリカルドを選んだ理由について、技術最高責任者のエイドリアン・ニューイが次のように説明した。

エイドリアン・ニューイ
「マーク(ウェバー)が引退を発表して以来、クリスチャン(ホーナー/チーム代表)と私は、ヘルムート・マルコ(ドライバー育成責任者)やディートリッヒ・マテシッツ(チームオーナー)らとともに、ドライバー市場へ慎重に目を向けていた」

「我々としては経験のあるドライバーを選択することもできただろう。すでにある程度の成績を上げることが間違いないと思われるドライバーをね。そして、同様に、我々としては非常に高いレベルに成長する見込みのあるもっと若いドライバーを選択することもできた。我々は後者のほうを検討し、若いドライバーを採用しようと決めた。そしてダニエルがもっとも有望だった」

「レッドブルの視点から見てもそれはうまく適合すると思われた。クリスチャンも私も、リカルドがレッドブルの若手育成プログラムにおいてもっとも有望だと感じていたからだ。今回の決断は私がウィリアムズにいたころに少し似た状況を抱えていたことを思い出させるものだった」

「ナイジェル・マンセルがチームを離れることとなり、ウィリアムズとしてはアラン・プロストのチームメートを探す必要があった。我々はリカルド・パトレーゼを手放さないこともできたし、当時ウィリアムズのテストドライバーだった若手のデーモン・ヒルを試してみることもできた。私は若者を連れてきて、有望なドライバーにチャンスを与えるのはよいことだと思っている」

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