フェラーリは、ホームレースであるF1イタリアGP(9月8日決勝)で来季のドライバーラインアップを発表することはないとしている。現在は、今年いっぱいで契約の切れるフェリペ・マッサ(フェラーリ)の評価が行われている模様だ。しかし、マッサは残留出来る可能性は高いと考えている。
イタリアでロレンツォ・バンディーニ賞を受け取ったマッサは、次のように語っている。「シーズン後半をもっと良いものにしなければならないことは分かっている。残念ながら前半戦は、結果の出なかったレースがいくつかあった。でも、いい走りは常にできている」
「フェラーリに残留する可能性は、今もとても高いと思っているよ」
フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、「第一希望」は「フェリペを残すこと」だとしている。
「見回してみた時に」とドメニカリはF1公式サイトに語っている。「交代してすぐ結果を出せるドライバーは、それほど多くない」
マッサの後任候補にはニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)の名前も挙がっているが、実際にはそれよりもキミ・ライコネン(ロータス)のように実績のあるドライバーが検討されているということなのかもしれない。
事実、ライコネンは、今年の移籍市場で一番注目を集めているドライバーだ。
ロータスがライコネンとの契約延長を望んでいるのはもちろん、レッドブルやフェラーリに加え、マクラーレンもライコネン獲得を狙っているのではないかといううわさまで出てきた。