フェラーリは、次の2レース終了時点で2013年のF1タイトルを狙うかいなかの判断を下すことになるだろう。しかし、フェラーリはいま、もっぱら目の前の仕事に集中している。フェラーリの技術責任者を務めるパット・フライは、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』紙に対し、「モンツァ(第12戦/8日決勝)とシンガポール(第13戦/22日決勝)に向けて温めてきた改良がある」と打ち明けた。
「わたしたちは引き続き、全力で挑む。自分たちの立ち位置がどこであるか確認するのはその後だ」とフライは述べた。
フライは間もなく、フェラーリに新たに加入した元ロータスの敏腕テクニカルディレクター、ジェームス・アリソンと仕事を分担するようになる。このことについて、「わたしにとって、良いことだ」とフライは強調している。
「なぜなら、わたしはクルマを速くするためにより多くの時間を割けるようになるからね」
「わたしたちふたりで仕事を分担するつもりだよ」とフライは語った。