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ライコネン「モンツァは常に大きな挑戦」

2013年09月02日(月)7:22 am

ロータスのキミ・ライコネンが、モンツァ・サーキットで行われるF1第12戦イタリアGP(9月8日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:スパ(ベルギーGP開催地)での優勝回数は、ほかのどのコースより多いわけですが、モンツァでは1度も優勝がありません。そろそろ変える時でしょうか?

ライコネン:確かに、イタリアで優勝したことはない。どういう訳か、うまくいかなかったけれど、あのコースをちゃんと走れないわけじゃない。あるサーキットで過去に勝ったことがないからといって、この先も勝ったりいい結果を出したりしないということにはならないよ。以前もモンツァでは、週末に強さを見せたことが何度かあるのも本当だ。1、2回は、優勝まであとわずかだった。ただ、いつも何かうまくいかなかっただけだ。今回は、勝利を争えるチャンスがあることを願うよ。

Q:モンツァというサーキットについてどんな印象を持っていますか?

ライコネン:歴史のある場所で、すごい高速に達するユニークなデザインだ。あれほどの速さで走るのは誰にとってもとてもやりがいのあることだし、クルマに乗っている気分も最高だね。ティフォシ(イタリアの熱狂的なファン)が応援するチームのホームサーキットで、フィンランド人のファンも多いだろう。あの雰囲気には、ほかのどんなグランプリもかなわない。すべてが機能するクルマであそこへ行って、どれほど高速で走れるか試してみるのは最高だ。本当にものすごいスピードで走る場所だよ。

Q:このサーキットの難しさについてはどうですか?

ライコネン:モンツァは常に大きな挑戦だ。最近のサーキットとはまったく違うし、ああいうレイアウトだから、クルマのセットアップを変えなきゃならない。モンツァで速く走るには、空力的に良く、縁石に乗っても安定したクルマでないとね。1周ほとんど全開で走るから、いいエンジンも必要だ。そういう部分では、僕たちはかなりいいと思う。でも、コースに出てみるまでは、どの程度いいのか正確には分からない。

Q:モンツァとE21の相性はどうでしょうか?

ライコネン:高速に達するユニークなサーキットで、全員が1年で最も低いダウンフォースレベルで走るだろう。僕たちのクルマにとって低めのダウンフォースは、常に最も得意というわけじゃなかった。でもファクトリーでは、クルマに変更をほどこしてスピードと安定性を高めようと努力し続けている。まず、金曜午前中にクルマがどんな走りをするか見てみよう。そうすれば、何が達成できそうか、よりはっきりすると思う。

Q:スパでのリタイアに対する気持ちは?

ライコネン:当然、レースを早めに終えなきゃならないのは、あれが初めてじゃないし、まず間違いなく、あれで最後にもならないだろう。そうは言っても、レースをするためにいるわけだし、毎回フィニッシュしたいと思っている。だから確かに、スパで起きたことは、楽しみにしていたことでもないし、チャンピオン争いにとっても理想的じゃなかったね。

Q:クルマの中で感じ取れたことは?

ライコネン:レースの最初にちょっとブレーキトラブルがあったけれど、それはコントロールしていて、問題ないはずだった。ブレーキの温度が高いことは分かっていたし、煙も見えたけれど、問題なくブレーキングができていた。ただ、ある時点でパーツがダメになり、もう続けようがなかったんだ。

Q:連続入賞記録の更新が、終わってしまったのは残念ですか?

ライコネン:その日が来ることは分かっていたよ。最高の信頼性をこれほど長く維持してきたんだから、いつか運が尽きるのは当然のことだった。

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