ケータハム、モンツァでのF1レースは最高／F1イタリアGPプレビューまとめ
ケータハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、モンツァ・サーキットで行われるF1第12戦イタリアGP（9月8日決勝）に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「モンツァでのF1レースは最高だね。高速サーキットで、雰囲気も最高だ。フェラーリのファンばっかりなんだけどね！ それにコースはすごく歴史がある。コースの出口あたりに、昔の名残があり、かつての姿を思い起こさせるようなバンクがあるんだ。ヨーロッパラウンド最後のレースだし、いい形で終えられたらいいよね」
「スパ（ベルギーGP開催地）ではフリー走行セッションは全部うまくいったのに、運が悪くて予選Q1では計量に呼ばれてレースではオイル漏れが起きてしまった。だから、モンツァは前進して悪運を追い払うチャンスだと思う」
「モンツァに入る前にリーフィールドのシミュレーターに乗るから、サーキットに着く前にいくつかセットアップ案を用意できるはずだ。このレースでは低ダウンフォースのパッケージで走ることになるし、大事なのは直線で速く走れるセットアップを見つけることと、縁石に当たっても大丈夫なクルマだよ。これはラップタイムにも影響するんだ。ターン3とターン7は、縁石にクルマを押しつけるようにして素早くコーナーを抜けられるようにしないといけない」
「クルマのセットアップをきっちり決めることが本当に重要なんだ。ブレーキの安定性も気にしないといけない。モンツァではブレーキの摩耗も冷却も管理しやすいけれど、クルマがブレーキングゾーンで一貫した動きをすることが大事なんだ。タイムを落とすのも縮めるのも、そこが鍵になるからね」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「ヨーロッパラウンド最後のレースがモンツァだね。ここもまた、伝統のあるコースだし、僕自身はフォーミュラ・ルノー3.5とGP2で優勝経験がある。ここ数レースの結果から、この先のレースに自信を持ってモンツァに行けるよ」
「スパ（ベルギーGP開催地）でいい結果を出せたので、チーム全体でお祝いしたよ。特に、土曜日の状況をうまく生かせたこと、そして、今の僕たちがやっていることは今年僕たちが“やる”と言っていたまさにそのことなんだよね。学んで成長して、望む結果を手に入れる。そして、それをみんなが理解していることが分かってほんとうに良かった。ハンガリーで14位になったことと、スパの予選とレースでの走りで、僕たちのパッケージが良くなってきていることを見せられた。僕にとってもチーム全体にとってもいいことだよ」
「モンツァに話を移そう。モンツァは僕たちのクルマに合っているはずだから、直接のライバルたちといい戦いができると思う。イタリアGPは暑くなることが多いし、年間を通してもかなりの高速サーキットだから、超低ダウンフォース設定で走ることになるし、僕たちのクルマに合うはずだ。 去年、チームはすごく競争力があったし今年もまたその力を見せたいね」
「もしも暑くならなかったり、スパと似たような状況になったとしたら、予測不可能な天候を味方につけることができるだろうね。またQ1で3番手をとるようなことは難しいとしても、誰かを驚かせられるようなチャンスがあれば全力で必死につかみにいくよ。 その、次のチャンスはモンツァかもしれない。そうじゃなくても、今年中にまた、僕たちの力を見せられるチャンスは巡ってくると思っているよ」
