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インディ第16戦予選、ファイナル6人中5人がホンダエンジン搭載車

2013年09月01日(日)9:14 am

インディカー・シリーズ第16戦ボルチモア予選がボルチモア市街地特設コースで行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がポールポジションを獲得、AJフォイト・レーシングの佐藤琢磨は10番手だった。以下、ホンダのプレスリリース。

アメリカ東部メリーランド州ボルチモアは、大西洋から深く入り込んだチェサピーク湾の一番奥に位置する都市です。首都ワシントンD.C.にも近い歴史ある町で行われるグランプリ・オブ・ボルチモアは、夏の終わりを告げるレイバー・デイ・ウィークエンドの土曜日に予選を開催し、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が1分18秒0838という最速ラップでポールポジション(PP)を獲得しました。

インナー・ハーバーと呼ばれるボルチモアのウォーターフロントエリアには、この町のランドマークである元操車場ビルのカムデンヤードがあり、そのすぐ隣りにメジャーリーグのオリオールズが本拠地とする球場、そして巨大なコンベンション・センターが建設されました。全長2.04マイルのストリートコースは、これらのボルチモアを象徴する建造物を取り囲むように設定されています。プラクティスは金曜日が開始され、合計3回のプラクティスを行ったあと、土曜日の正午から予選の熱い戦いの火ぶたが切って落とされました。マシンのセッティングを充分に進めた出場24台が、蒸し暑いコンディションの中で3段階のロードコース用予選に臨んだのです。

PPを争う予選のファイナルステージに進めるのは6人ですが、ボルチモアの予選にはジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)、トリスタン・ボーティエ(Schmidt Peterson Motorsports)、シモン・パジェノー(Schmidt Hamilton Motorsports)、ジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)、そしてディクソンとHondaドライバーの5人が進出しました。そして、この中からディクソンがファイナルステージでのアタック4周目、それまでトップにいたドライバーを上回る1分18秒0838をマークし、今シーズン2度目、キャリア20度目となるPP獲得を成し遂げました。

パジェノーが3番手、ウィルソンが4番手、ニューガーデンが5番手を獲得。彼らは今シーズンの予選における自己ベスト更新を達成しました。Hondaドライバーはファイナルに駒を進めた6人のうちの5人を占めただけでなく、7人がトップ10に入る好パフォーマンスを見せました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は金曜日のプラクティスで8番手につける滑り出しのよさを見せていましたが、予選を前にした土曜日のプラクティスでブレーキにトラブルが発生し、マシンセッティングが思うように進められませんでした。しかし、予選ではそのトラブルが解消されており、第1ステージの第1グループで1分18秒3436を出し、3番手で悠々と第2ステージへの進出を果たしました。しかし、第2ステージではアタックラップに入ったところで他車のアクシデントによる赤旗となり、持てる力をフルに発揮できませんでした。それでも佐藤は10番手を獲得し、今シーズン5度目の予選トップ10入りを記録しました。

佐藤琢磨(10番手)
「朝のプラクティスではマシンにトラブルが出ていたために苦しい状況に追い込まれていました。しかし、私たちのチームは予選に向けて、見事なリカバリーをみせてくれましたね。予選の第1ステージを走り出してみると、マシンがとてもいいセッティングに仕上がっていることが感じられました。悔しいのは、予選の第2ステージでは赤旗にチャンスを摘まれてしまったことです。アタックラップを走っている間に赤旗が出されてしまいました。それでも、予選10番手は悪くない結果です。明日のファイナルプラクティスでさらにマシンを進歩させ、いいレースを戦いたいと考えています」

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