国際的な環境保護団体グリーンピースの活動家が25日(日)に行われたF1ベルギーGP決勝で抗議活動を展開。表彰式にも乱入しようとし、観客からのブーイングを受ける一幕があった。
【結果】F1ベルギーGP決勝、優勝ドライバーのタイム、2位以下はタイム差、周回数、ピット回数
決勝のスタート前に2機のパラグライダーが飛来し、レーススポンサーにもなっているシェルが北極圏で進める掘削計画に反対する横断幕を掲げた。また、活動家はグランドスタンドの屋根にも現れ、横断幕を掲げていた。
各メディアの報道によると、横断幕には「Arctic oil? Shell no! (北極の石油? シェル・ノー!)」などと書かれていた。
その後に発表された声明の中でグリーンピースのクミ・ナイドゥ事務局長は次のようにコメントしている。
「私は大人になるまでグランプリレースのファンだった。しかし、シェルが北極圏でやっていることには賛成できない」
レースは問題なくスタートしたが、表彰台でインタビューが行われている最中に活動家が表彰台へ乱入を試みた。これに対し観客はブーイング。しかし、事態を把握できていないレース優勝のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、自身へのブーイングだと勘違いし、「観客がブーイングしたかと思えば、次の瞬間には歓声を上げてくれ、またブーイングになる。なんでなのかな?」と困惑する一幕もあった。