23日(金)に行われたF1ベルギーGPのフリー走行において、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のタイヤがパンクしたことにより、再びピレリがスポットライトを浴びることとなってしまった。
高速サーキットのスパ・フランコルシャンで発生した今回のパンクは、多くのF1関係者たちに今年のイギリスGP(第8戦)で発生したタイヤの破裂(バースト)による騒ぎを思い起こさせることとなった。
しかしベッテルは、すぐにピレリを批判することはなかった。ベッテルは、「ピレリはそれが起こった原因を探っているよ」と語っている。
『Daily Mail(デイリー・メール)』紙のサイモン・カス記者は、その原因としてまず疑われるのは、タイヤの基本的な問題よりも、コース上に落ちていた破片などのせいではないか、と述べた。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のようにコメントしている。
「基本的に、セバスチャンはタイヤの形状をとどめたままでピットに持ち帰ったから、ピレリには比較的早くその原因をつきとめるチャンスがあるだろう」