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F1第11戦ベルギーGP予選、詳細レポート

2013年08月24日(土)22:27 pm

2013年F1第11戦ベルギーGPが8月24日(土)、スパ・フランコルシャン・サーキット(1周/7.004km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選で、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が4戦連続となるポールポジションを獲得した。

【結果】F1ベルギーGP予選、Q1、Q2、Q3のタイム、周回数

セッション開始時の天候は雨。気温21℃。路面温度は22℃。予選Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。雨が予想されていた予選だが、セッション開始時にはすでに雨が降り始めている。まだ小雨の状態だが、これからさらに雨脚が強くなるとの予報もあり、各チームとも早めにタイムを出しにくることになりそうだ。

グリーンライトが点灯し、セッションがスタート。全車がインターミディエイトでコースへ出てゆく。路面がぬれていることに加え、全車が周回していることで、ほかのクルマの影響を受けずにクリアな周回をすることがカギとなるが、なかなか望むような形で走行することが難しい状況となっているようだ。ケメル・ストレートの先のレ・コームや、最終シケイン入り口でうまく減速できずにコースオフするクルマも多い。

残り10分となった時点ではいったん雨もあがり、路面コンディションも徐々に改善されているようだ。それに伴って順位表の名前も次々に入れ替わってゆく。残り5分に差し掛かるところで、マルシャやケータハム勢はドライタイヤのミディアムに履き替えてきた。ウィリアムズ勢は新品のインターに履き替えてQ2進出を目指してゆく。

最後の攻防が始まり、順位表の名前が大きく入れ替わり始める。全車がフィニッシュラインを越えるまでは誰がノックアウトされるのかがわからない状態だ。

Q1終了。フリー走行では好調ぶりを示していたものの、この天候変化に対応しきれなかったトロロッソの2台が最後にはじき出されてQ2進出を逃す一方、最後にミディアムタイヤで賭けにでたギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)がなんと3番手に入っている。Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。

17番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、18番手ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、19番手ダニエル・リカルド(トロロッソ)、20番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、21番手エステバン・グティエレス(ザウバー)、22番手シャルル・ピック(ケータハム)

Q1のトップ5は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、キミ・ライコネン(ロータス)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。雨はあがっており、ここでは最初からドライタイヤを装着してコースへと向かってゆく。マーク・ウェバー(レッドブル)やハミルトンがオレンジ色のハードタイヤで出てゆく中、ライコネンのように白いラインが入ったミディアムでタイムを出しにいくドライバーもいる。残り3分。ベッテルが1分48秒833でトップに立つ。この時点でノックアウトゾーンにはフェリペ・マッサ(フェラーリ)、ロズベルグなどの名前がある。だが、順位表の名前はどんどんシャッフルされてゆく。

チェッカーフラッグが振られ、各ドライバーが最後のアタックを終えてフィニッシュラインを超えるたびに順位表の名前が入れ替わってゆく。ハミルトンがぎりぎり10番手でQ3進出を決めたものの、結局ヒュルケンベルグや、セルジオ・ペレス(マクラーレン)がQ2でノックアウトとなった。Q2で予選を終えた11番手から16番手は以下のとおり。

ヒュルケンベルグ、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ペレス(マクラーレン)、ヴァン・デル・ガルデ、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、マックス・チルトン(マルシャ)。

Q2のトップ5は、ライコネン、アロンソ、ロズベルグ、ウェバー、ジェンソン・バトン(マクラーレン)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。Q3開始と同時にまた雨が落ち始めた。路面がぬれてしまわないうちにタイムを出したい各ドライバーがグリーンライト点灯と同時にミディアムでコースに入っていく。だが、雨脚は思った以上に強く、すぐに全車が再びピットに戻り、インターミディエイトに履き替えてコースに戻ってゆく。ピットはまさにてんやわんやの状態だ。

唯一最初からインターでコースインしていたディ・レスタがこの状況を生かしてタイムアタックに臨んでゆく。そのディ・レスタのタイムは2分02秒332だ。コース上の雨はさらに激しさを増してきており、このディ・レスタのタイムを超えるのは難しい状況となってきているかもしれない。レッドブル勢も2分4秒台を出すのがやっとだ。

だが、セッションの残り時間がわずかとなったころから路面状況がまた改善されてきた。最後のアタックでまたトップチーム勢がタイムを更新してゆく。まず、ロズベルグがディ・レスタのタイムを上回ると、レッドブルのウェバー、そしてベッテルがさらにそれを上回る。

しかし、最後に笑ったのはまたしてもハミルトンだった。ハミルトンは最後の最後にベッテルをコンマ2秒近く上回る2分01秒012をマークし、自身今季5回目、第8戦イギリスGP以来連続4回目となるポールポジションに輝いた。Q3の結果は以下のとおり。

ポールポジションはメルセデスAMGのハミルトン。2番手ベッテル、3番手ウェバー、4番手ロズベルグ、5番手ディ・レスタ、6番手バトン、7番手ロマン・グロージャン(ロータス)、8番手ライコネン、9番手アロンソ、10番手マッサ。

2013年F1第11戦ハンガリーGP決勝は、明日25日(日)の日本時間21時にスタートする。

【写真】F1ベルギーGP土曜日(全30枚)

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